2022年10月23日日曜日

シングルスピードで行く茶臼山高原  ③秋の茶臼山高原行き

シングルスピードで設楽町の中心まで登った後に県道432号を完走してきました
同じここまで来るにしてもR257-県道10号を普通は選ぶよなあというくらいに格の違う県道で、
正直付替え県道が作られても利用される未来が見えない道でした…湖道の対岸道って険道化しやすい

さて、ここからですが設楽町田口に戻るかがんばって坂登って稲武か茶臼山かに登る選択になります
田口戻りもどうせ登るし稲武行きはまだ坂が急なウネウネ道なのできつい…
というわけで、いっそ茶臼山に登るか!と登りを決めました。

実はつぶやき君で登る茶臼山は2回目です。
ホイールの重い初期状態だったので今回より大分マゾだった
全身がバキバキでしばらく動けなかったのは新鮮な体験でした。
さすがに東栄駅で輪行しましたが、R151のたまにくる登り返しですらヒーコラ言う程度に足は空っぽでした
ただし、今回はホイールが220g程度軽くなっている(1920g→1700g)のでマシに登れるはずです


そんなシングルスピードでも登れる数少ないルートです。
林道茶臼山線が通れればR151ルートも有りか?矢作川遡上は万年工事中の県道20号がネック
利点はほぼ登りっぱなし+9%以上は1箇所しかない点で、
峠越えの下りで足が冷えそうなシチュはR257の設楽大橋へ下る箇所くらい
他のルートはどこかしら坂がエグかったりするのでシングルではむりです。
R153・長野県道46号・愛知県道80・506・507号(西納庫-面ノ木)を避けろと言われればこうもなろう!



県道10号・県道432号の合流地点からスタート。
ここから9km先にある津具の集落まで登り続けますが、前半は優しく後半はキツめです
なので、走り始めは3~4%程度の登りしか来ません。



1.2kmほど走った滝瀬橋の北に見えるは大きな橋梁工事の現場。
これは新県道10号の新しい橋で、本当は少し手前で新県道432号が渡るのですが工事は手つかず
去年は柱しかなかったので、いい感じに工事が進んでいて安心です。


更に少し進むと八橋のウバヒガンザクラ。
現地では水没するのかどうかが不安でしたが、標高460mあたりにあるのでダムの天端448mより上にある
ものの、水没範囲の超ギリギリに居ます。
配慮してセーフ側にしてくれているかなあ…?


その後もまだゆるく登ります。1箇所下っていたような
微妙に左側の新県道10号の工事が進んでいた感じがしましたが、特筆するような所はなかったです。
県道432号から4.5km程走った、なんというか…何もなくなってしばらくした辺りから5~6%で延々上りが始まります


ストイックに登らされて1.7kmほど。
標高605mで津具村に入った感じの看板が見えてきます
いま津具村は設楽町に組み込まれているので正式な標識類はありませんが、なんとなくで察せる所です


その後住居などを見ながら登っていくと、ヘアピン1つ目に差し掛かります。
現地だと向こうにヘアピンの曲がった先が見える
1つ目はさほどきつくなく、むしろ手前の住居付近の8%のほうがきつかったです。


ここからがシングルの難所。
6~8%で上りながら2つ目、3つ目のヘアピンを越えていきます
3つ目を越えたら10%!さすがに立ちこぎで力を振り絞らないと太刀打ちできません。


一気に登るので景色は良い。
向洞橋あたりがピークでしたが、この間の300mがめっちゃきつかったです。


県道10号のヘキサを見た辺りで7%に。それでも7%あるんですが、10%よりはマシだよねって
県道432号から8km弱、標高706mで登りは一旦落ち着きます。
なんだかんだ標高480mあたりから3.5km程でここまで登るので、下手な峠越えくらいの後半でした



その後は県道427号と合流しながら標高730m程まで短く登ります。
そこまで急ではないですが、さっきの所で終わりというわけではないので注意でした
県道427号と別れる辺りからゆっくり下りになります。


ほとんど下りておらず、底に着いても標高720m位。良い高原です
マルツに興味は持ちつつも、水分の補充だけで大丈夫かと引き続き県道10号を走ることにします



というわけで付近の自販機で休憩中。
酒屋さんもあったりしてそれなりに人の多い集落で県道80号-427号沿いに色々お店があるようだ
自転車で来るのは一苦労な町ですが、車で観光するときは頭に入れておくと良いかも。
一休みしたら県道10号を北に、再び登っていきます
茶臼山高原まではあと12kmくらい!


ここからの県道10号はなんというか愛知県では珍しく傾斜がほぼ同じ道で、
後半の一部以外が5%で固定されています
シングルなら楽ではないもののなんとかいなせる上限で登り続ける登りやすい道です
しかし隣を走る町道折本線はむりです。ここはその分岐



5%の区間は割と早くから始まっており、景色の良い集落のうちから5%で登ったりしています
あとは森に入っても延々5%で登ります。


後半に7%で登る所が1箇所だけあります。
茶臼山高原道路の青看が見えると登りは一段落します。標高は918mに


上から見る町道折本線。
最大19%の超激坂が構えているのを見てから茶臼山高原道路をくぐります


茶臼山高原道路・津具ではなく折本ICです。
有料道路時代、茶臼山に行くには\900でしたが西納庫は\560で行けました
ちなみに軽車両も有料でちゃんと通れたとのことで、ちょっと走ってみたかったかも。
折本ICから茶臼山高原道路に行くには9.5%の傾斜で登らされます。地味に本日第2位の急坂です


短いけどひーこら言って茶臼山高原道路に到着。
ここまでくればあと一息ですが、本日の構成だとラストが一番きついです


過去に単体区間でデータを取っていたので貼っておきます。
大体7%で登っては降りの繰り返しで、後半は7%を交えながら5%とかで登ります
普通に来るとどこかしらずっと8%だったり10%以上が割と長い区間を通るので消化試合ですが、
本日は5%程度が中心の坂ばかりを登ってきたのでここからが本当の登りです。



ここに来る度言っていますがあと8kmとありますが8.6kmです
少しのゆるい下りを終えたら7%で登ります。
県道10号をまたいだ辺りの南の景色が良いよ
1.5kmは登り終わりなのでずっと7%ということです
耐えられる限界を若干超えた傾斜が続くので足がどんどん消耗していく。


1.5kmで7%なので本当に105mほど標高を上げた後に平らになり、ゆるい下り。
標高15m分の休憩程度の下りを終えたら再び7%で登ります。


400mとか描いてありましたがこの区間に関しては嘘で、1kmくらい続きます
1箇所8%があったような。一番の耐えどころです。止まらないように頑張る


標高1078mの看板から坂は落ち着いて1084mを見たらまたゆるい下り。
このあたりで半分です


標高1072mの看板あたりが底で、
このあたりは津具高原牧場になっていますので木さえ避ければ見晴らしの良い平原になっています
いまどきこんなところにある電話ボックスって使えるのか…?と思いながら登っていきます


最終区間。7%で始まるのでキツいはキツい
でもここは標識通り300mでちゃんと緩くなってくれるので救いがあります
景色はたまに見える所が出始めます。


それでも5~6%かなって楽ではない登りをのんびり走っていると豊根村にIN。
愛知県最少人口の自治体ですが面積は広く、人口密度もとても低い。隣に更に上がいるが
R151沿いなんかはまだマシですが、県道429号の平和な区間を走ったりすると廃屋の多さに驚かされます。
見えるは当然のように一面の…山!観光で来る分には綺麗でとっても良いです


残り2kmでやまなみP。萩太郎山への登山道があるかも?
秋冬に下り側の駐車場で撮影するといい感じの景色が撮れるよ


残り1kmで萩太郎P。こっちは直通階段があります


最後は傾斜5%くらいで傾斜10%県道の県道506号との分岐に到着。
茶臼山高原のメイン施設、レストハウスやはずへはここで右折→左折です
本当に本能で曲がりたいくらい疲れているのですが、今回はもう一登り。



ラストは7%、最後の最後でまた急だがあと一息
リフトを通るのと、「ようこそ茶臼山高原へ」の植木が気になりながら登ります。



スキー場のコースが見えたらあと一息。


県道507号終点、元茶臼山ICでもある長野県境に到着。サイコンの標高は1260m
やはりホイールの軽さは正義でして、前回より220g軽量化したおかげで前回のような全身動かないって程ではない
ただ「どうしようもなくしんどい」→「半端なくしんどい」になっただけなのでもう登りたくはないです


せっかくこっちまで登ってきたので斜面とともに茶臼山高原の全景を撮影しておきましょう。
通勤用コンセプトの自転車ですが本当に行けるところを探して走るのは楽しい!達成感すごい!疲れるけど


厳密には茶臼山ではないのですが看板があったので撮りました。
登ったこともあるし許されるはず
撮れるものは撮ったのでレストハウスへ休みに行きます。
流石に疲れましたというか寒い!12度は秋用の格好では流石に不足気味です


北回りに第1駐車場に降りていくとレストハウスやはずへ着きます。


さて只今時間が絶妙でして、15:50頃です。出発が遅いというのは置いておいて…
16:30にはリフトも食堂も閉店してしまいます。
ということでせっかくここまで来ましたが食堂かリフトしか選べません
まあ選べるだけマシなのですが…


というわけで茶臼山カレーを頂きました!
ダムカレーならぬ山カレーというわけで、ご飯の山が2つあります
2つある理由は萩太郎山と茶臼山で、
萩太郎山/小さい方/紅葉や芝桜で赤系の見どころが有名なので福神漬のせ
茶臼山/大きい方/年中緑の愛知県最高標高でみんながリフトで勘違いして登ったと思い込んでいる方

よちよちとしか歩けない状態では食べれれば何でもありがたいけどね!ごちそうさまでした!


というわけで無事に補給を優先して休憩ができたので帰りについても考えていました。
前回は精根尽き果て最短で帰るしかなかったため、R151で東栄駅
今回はそれより1段階くらいはマシな状態なので行った道を帰って大海駅
輪行袋は軽いものを常備しているので大丈夫。飯田線 イズ マイフレンドです

そんなわけであとは茶臼山高原道路へ戻りまして(ウィンドブレーカー着用)


爽快に下りながら登りであれこれ見た風景を撮り直しまして


一つ標高看板の撮り忘れを回収。逆走方向にあったとは…



茶臼山高原道路の走り始めに「県道10号をまたぐあたりの南の景色が良いよ!」って言っていたのを実際に撮りまして。


県道10号でワインディングロードを楽しんだ後。


改めてダムに沈む設楽大橋を撮影しまして


登り直している時にふと新R257の柱を見たら常時満水位を現地でも知れたり


最後に設楽町田口からR257を降りたら夜になったので黙々と走って…


JR飯田線の大海駅へ到着!体の回復モードというものがあるので栄養調達に一旦南のファミマに寄っている
この辺りの飯田線ならそこそこ本数があるので1時間に1本は確実に来る19:30逃すときつくなるが
今回は普通に間に合ったので大丈夫でした。


普通の状態なら大海まで降りれたら走って帰れそうなもんですが、
今日は限界なので乗ります乗りますむしろ大海だって大分遠かったぜ
そんなわけでいつも豊橋経由になるのでちょっと割高感の出る飯田線のチケットと、
インカメ面倒なので使わない性格の自撮りの後に岡崎駅から自走して本日はおしまいでした。


結局153kmと獲得標高1822m(Stravaは一部データ抜けあったので除外)の旅でした。
いやあ普通の自転車でも坂はともかく獲得標高が大分キツイのですがシングルだとへとへとになるね!
それでもホイールは1700gまで削ればあとはなんとかなる、というのが分かったのは良かったです
自転車はなんだかんだ7.5kg位の車体と1.6kg位のホイールがあれば何事も上手く行くのかも知れません
そんな事を考えつつおしまい



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