2022年10月14日金曜日

青崩峠2022秋 ⑤ 山体崩壊地(北)~青崩峠・兵越峠分岐

水窪から青崩峠へ、北野長野県側の登山道を降りてR152を秋葉街道経由で崩壊地の北側に出てきました
登山道がやたらに時間食ったし秋葉街道も長く歩いた気がするけれど…ここまで来れば大丈夫!
何より路面状況がかなり改善されているので、大体自転車で走れます。ここからはあっという間です


・庚申沢崩壊地~青崩峠・兵越峠分岐まで


崩壊地~秋葉街道分岐までは通行目的なら必要のない区間。この端点から降りる筋ないので
自転車で走れるとは言いましたが、たまに路面が悪かったりします
去年逆走して判明しましたが、国道のくせに最大13%の傾斜で降りるので軽い気持ちで走ると砂で滑って逝きます


というわけで降りていきますが、こちらの端点辺りは基本人が来ない所なのでまだ荒れている
ゆっくり降ります。


少し走ると路面がバキバキ…が直ったものの、水が流れ続けていてまたバキバキになり始めている所です
2020に直してくれたのにもう陥没し始めているじゃないか。
ズタ袋で養生されているので油断した状態で自転車で走ると跳ねて死ぬやつです


なお、ここは補修中の頃から柱が立てられています
(国)152号と記載があるので、やはりここは公式には国道なんだなと実感できる所です。


その後は割と平和な荒れ気味林道くらいの道を下っていきます
一瞬開けたところから山を見たり。


基本は木々の中です。それでも走れるだけマシってもの


前回も少しお話した補修済み区間。
実はここも補修されこそしたものの、去年時点ですでに水通し部分にヒビっぽい所が見えます
この区間はホント地盤がゆるくて大変そうだなあと思う所でした


補修済み区間を過ぎたらあと少し降りればOK。
交差あたりはちょっとした退避路になっていたりしました


秋葉街道分岐に再度到着。R152第2堰提上入り口と呼ばれている所
ここから先の路面はきちんと掃除されており、
工事関係で砂こそ少し出ているものの自転車で走るのに不自由はしない区間
さあ、ここからは駆け下りていくよ!


やっと旧国道くらいになったR152。
道幅なんかは変化ありません


降り始めて早めにあるのが折村橋です。
「おりむらはし」の表記しか確認していませんでしたが、今調べたら工事用の地図かなにかに記載がありました
流れる先は青崩峠道路の小嵐側辺りです。



その後は濡れたり砂があったりはするものの普通の道です
林の中をかけろ!


ただし一時的にダートがあったりするので注意。
ここは以前は洗い越しでしたが理由不明で剥がされて2年目です


そこから降りると住居跡があります。とすると通行止めゲートはもうすぐか



青崩峠・兵越峠分岐から一番難易度が低く来れる住居跡なので有名な建物です。
ただしR152おにぎりが貼られていたのは取られているね
丁度2枚めの自転車を置いていた辺りに貼り付けてあったのだけれど。

走行再開すると予想通り、住居跡からは一曲がりでゲートが見えてきます。


車両通行止めゲートです。
自転車もがんばって通す必要のあるやつ。谷側に避ける筋は一応あるけれど
表示は2017の時からずいぶん増えていて、今や目に結構うるさい所です


というわけで過去との比較。黄色の通行止めだけでも物理的に通れないので十分だと思うのだけれど
車両通行止めの看板にはわざわざ追記が。
「これより先の出来事は全て自己責任です!」そうだよまさに自己責任で通ってきた所だよ。



通行止めゲートの先には分岐がありますが、前回の秋葉街道とは違いこちらはガチの工事現場行き
むしろこっちにゲートがないのが不思議なのですが…もしかして行っていいのか?とすら思える
2枚めは割と立派な砂防ダムです。崩れかけのようにみえるけどずっとこんな感じです


さて、ここまで来ればもはや林道でも国道でもなくただの工事道のようなもの。
ただし工事道らしく砂は多くて傾斜も最大13%で下る区間なので、スリップだけは注意してね


橋が崩れて養生されている所もあるし。


そして下り始めて少しすると青崩峠道路の工事現場に最接近する辺り。


木がめちゃ多くて見づらいんですが遠くにトンネルが見えたりします。
今年は本当に葉っぱが多くてほぼ見えなかったのですが、落成祝い準備中のようなトンネルは見えました
視力3.0くらい欲しくなるな…2025年に車で通るのが待ち遠しいです


その後は右に左に急目に降りていきます。
ゴールである青崩峠・兵越峠分岐辺りは今日一看板だらけなので遠目にも分かります


ただしその看板だらけの手前でちょっと待った。
この南側にも秋葉街道分岐があります
工事現場に突っ込んでしまうので現状住居跡を見に行くくらいしか出来ませんが、
端点付近にも分岐があるのは知っておくと良いかと思います。


そして北を見れば青崩峠・兵越峠交点です
工事車両が停まっているけれど、あの、そっちが国道なんですけれども?


南側。
少し珍しい通行不能の標識があって、去年あたりから工事情報の看板


まだ貼ってあるのは少ないですが、未見の情報はいくつかありました。
1枚目は看板右下端にあった秋葉街道北側の梅ノ木島住居跡~切り開かれた砂防ダム
2枚めは看板左の方にあった、なんとこの区間でのスマホの電波状況が調査されていました
松原橋を超えれば大体通じるのな。
ちなみに上流で工事している砂防ダムは小嵐第3砂防堰提と言うそうです


工事看板も新しいものはこの小嵐第3砂防堰提に関連するもの
工事車両はずっと通っているから知っているよ。


そして現道側にあるR152正式なおにぎり、一時刈ってくれた草も大分伸びてきたか
しかし今年は現道に停まっちゃっている工事車両の存在感が…


隣の道のほうが広いんですが、これ工事用の仮設橋です。


そして去年から変わらずの駐車場指定。
通行止めとはいえ国道の現道が全幅駐車場にされている道なんてあんまりないだろう
R421旧道の石榑峠だってコンクリートブロックがあっても一応通れる幅は残っていたのに。


分岐の青崩峠側全景。
2017に比べてずいぶん表示が多くなりました


ちなみに画面外右脇には秋葉街道の看板が隠れていて、判ノ木の集落に関しての記述がありました
なんと家が4軒あったそう。で、3軒残っている
…これもしかして松原の住居跡も判ノ木扱い?ではないな

写真左奥が判ノ木茶屋跡として、その右にも建物のような影があるため、
看板を立ててから現代の間に3軒-2軒が倒れて判ノ木茶屋跡だけが残っている、という解釈の方が正しそうです。


更に右隣にあったR152おにぎり、飯田市で重ねられる前は南信濃村
そのさらに右は小嵐側を挟んだ山々です。

カーブのイン側には青崩峠側に入るなという旨の看板。
これは兵越峠からの下りにもあります



というわけで、今年もなんとか青崩峠を越えて長野県側へ出ることが出来ました
見るとこも寄るところも数年の旅で増え続けたもんだから、越えるだけで一日つぶれる勢いだわ!
それでも崩れとそれをどうにかしようとする人類があれこれするおかげで、毎年色々な風景を見せてくれます
恐らく2025年の開通でおしまいにするとは思いますが、何度来ても楽しい道ですよ。
さあ、あとは一気に下って遠山郷へ向かいつつ、周辺の観光をしますぜ!



そういえば登山道でああだこうだしていた時にボトルホルダー壊したので慎重に降りようね。

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