早朝から豊川駅へ走ってから2時間弱のぶらり飯田線の旅で水窪駅へ
それから標高615m程の林道分岐まで登ってきました。
奥に走っているのは三遠南信道…がR152に格下げされた姿で、今は草木トンネルから林道で兵越峠行きです
これから向かうのは青崩峠、この林道青崩線にて舗道端点の熊伏山登山口までのヒルクライム
第一の目的はその中間地点にある足神神社です!
林道青崩線
草木トンネルを越えたら始まる、弘法杉以上の前半と千万町坂以上の後半。
足神神社への参道は、足神レベルでないと登れない。
足神神社後のヘアピンまでの長めの超激坂がこの区間の全てで、
1.2km/+210mと平均傾斜17.5%、足神神社までが950m/+170mあるため根性だけで登るのは非常に困難。
実質的な走行可能区間は3km弱/+410m。以後は大体ダートのため転がしか担ぎを推奨
青いところは12%以下をまとめて指定しています。道が不安定なため%はブレが大きい
さすがに暗峠(弘法の水まで1.7km/+343m)と比べると一段落ち感はありグレーチング地帯もありませんが、
路面はコンクリで走りにくさはある中で10月第一週日曜だと車通りもあって気を使います。
ちなみに足神神社以後~秋葉街道分岐までも平均12%/最大17%なので別にウィニングランではないです。
青崩林道スタート。最初はなだらかで、むしろ下っている部分さえある
上の元三遠南信自動車道のR152(9%傾斜)を眺めながらゆっくり走っていきます。
7%から13%まで登り始めると林道の名のごとく林に入っていきます
10%以上の区間は割りとあり、上りっぱなしのR152にほぼ標高が追いつくまで登ります
草木トンネルです。日本のトンネル技術敗退の跡
リベンジは勝利できそうなので、このまま遺構となると良いですね
青崩林道はこの前後10mだけが平らで、下をくぐります。
ちょうど1km走った標高693m、足は温まったか?ここからが本番です
いきなり迎えられるは15%からの18%。
2枚めのトンネルの管理事務所と思わしき建物横が16%なわけねえだろ!ってサイコンに文句を言う
このあたりで20%。村積山で鍛えておいただけあって姿勢を整えており背中を引っ張られずには済む
道はコンクリでガタガタしているのも面倒ですが、
何より路面が歪んでいる感があって傾斜がコロコロ変わっているのがキツい。
横をふと見れば当然にがけ崩れが見えます。
ここ一帯は南北ともに非常に崩れやすいため、来る度どこかの崩れが増えている有様
6年目ともなれば流石に慣れてしまいましたが、崩れを見つけて騒ぎたいならここはうってつけです
1.3kmあたりに一瞬の10%(平らではない)があってすぐに19%の絶望を与えてくる光景が。
ここが第一ピークです。
氷壁があって冬にはきれいな氷が張っているのですが、
ここはまだ19%地帯の終盤なので撮るだけで精一杯です。
氷壁をすぎると坂は16%に落ち着いてヘアピンカーブを2つ曲がります
ただしインナーの傾斜差が酷く、おそらくですが22%位あるのではと思います
ちなみにヘアピン1つ目の奥にさば地蔵があり、その左奥(川を挟んでいますが)に祠があります
ヘアピン2つ目は15%。小さな差ですがヘアピンは実は休憩なのです
ヘアピン後が第2ピーク。19%で一気に登ります
足神神社が近いはずなのに先が見えない中で登るというシチュエーションが結構辛い。
1.7km、足神神社が見えてくると傾斜も16%で済むようになります
ゴールが見えれば踏ん張れるというもの!
足神神社に登りましたが、念のため50m先にある悉平太郎の墓まで登っておきます
怪神「いいか、生贄を獲っていることは悉平太郎には知らせるなよ」
僧侶「了解、悉平太郎をお供えしてやるぜ!」
というわけで大乱闘の末退治された怪神とその時の怪我により倒れてしまったわんこのお話です
磐田市のイメージキャラクターになっているくらいには有名ですが、本当の墓の位置は不明だそうです。
というわけで戻って足神神社へ!1.9km、標高はなんだかんだ865m程
10月第一週の日曜日は例大祭日のため、人は多く旗も立てられていました
おまわりさんもこの日ばかりは挨拶にやって来る。
北条時頼が痛めた足を全快させたという庄屋さんが祀られています
並行を取って撮影したのに傾いているね。
うん、16%傾斜だからね、自転車は固定しないと転がり落ちるんだよ。
実は一時DDRで実力検定的なクリア状況に応じて称号が付くシステムが有りましたが、
その最上位称号が「足神さま」でした。
自分がここに興味を持ったきっかけは、実はそういう趣味同士の繋がりなわけです。縁って面白いね。
そんな足神さまに簡単に手が届くようにしてくれるチート自転車です。
短距離なら東公園の31.4%すら座って登れるんだからもうなんでもありだよコイツ。
足神の水もいただいておきます。Ca多めの軟水
かけたところが良くなるとのことで、ひざにかけておきます
あとは普通に水分補給として1㍑いただきました。
例大祭の日ですが恐らくお祈りがメインとなりそうですので、先を急ぐことにしました。
自分はそういう信心は実は一切ありません。これだけ色んな寺社に寄っているのですが。
単に神仏にかかわるエピソードが好きなだけで、結局恵みや罰というのは自他の"人間が与える"という考え
なので、気を使って溶け込む努力をしてはいますが目の前に現れない限り信じることはないでしょう。
お賽銭を入れ二礼二拍手一礼もしますが祈りはせず決心するのみ。そういう感じなので祈りの場には居るだけ無駄です
まあ神が存在したほうが世の中面白そうだとは思っているので、無神論者という程まではいきません。
そんなわけで16%の登りの続きと行きます。
悉平太郎の墓を越えた後も16~17%の登りはしばらく続きます
つづら折りの辺りで景色が開けて日差しの強さを実感します。
ウォーキングコースの看板は相変わらず2018以前バージョンのままだね
つづら折りが終わると同時に傾斜はほぼ平らになります。
別に集落があるとかそういうわけでもないのですが、
2.1km位走った標高915mあたりでパタッと坂は終わりました。
一瞬6%で登ったりはしますが、すぐに終わり。
ただし2.3k辺りから再び14~15%の上りに襲われます
この短い超激坂で結ばれている感じは村積山を想起させられますね
ガードレールが見えてくると再び平らになります。
辰之戸橋といって、ここ一帯は辰之戸集落があったそうです
確かにこのあたり何件か家が建てられそうなスペースがありました。
辰之戸橋から見る翁川。
あと自然保護か何かの団体の看板がありました
辰之戸橋からすぐあるのが木地屋の墓。
木の字のごとくろくろを使って木製の食器やらを作る職人さんだったらしいです
副業で彫り物やこけしなんかも作っていたとか。
14~15%で登っていた坂が辰之戸橋で途切れましたが、渡ったら普通に再開します
全然楽ではないぞやっぱりこの区間。
2.5km、標高950m辺り。
木地屋の墓近くにツゴノ沢大滝への分かれ道がありました
冬には立派な氷壁になったりと大きめの滝らしいですが、
いつも「←60分」の表記で躊躇って寄れていないやつです
歩いてのお話かな…と思うも実際結構遠い。未舗装路でここから青崩峠に行くのとほぼ同じ距離か。
12~13%で延々登り続けているの図。
皆基本的に足神神社が目的地なので、落ち葉は割りと多めです
その後のヘアピン。2.75kmくらいで傾斜は10%未満に落ち着きます。標高は985m
この林道、何故かつづら折りが大体優しい。
つづら折りの越えたてに先程曲がってきた道を下に見ることが出来ます。
そして直線になったら12~13%。
2枚めは上の道を眺めていますが、あの辺りはもうダートのはずです。
3.1kmあたり、標高1010mで駐車場につきました。
この奥が秋葉街道への分岐でして、実質的にここまでが林道青崩線へのヒルクライムの終点になります
秋葉街道へはこの奥の石積みの道を登る形になります。有名なので色んな看板がある
担いで登るか、林道を行くか。どちらにせよ歩きです
ひとまず自転車を置いて舗道の端点を見に行きます
舗道は50mほど歩けば終わりました。
やっぱり秋葉街道は道幅細くて歩きにくいし、こちらの林道を歩くことにします
というわけで戻って自転車を回収しに行きました
ダートを歩いて少し、登山道というよりは林道に近い道が分かれていました
地図にない道ですので最近開拓されたかで、南東方面の林に向かっていました
こちらも林なのと、下の林道を見ながら。
3.6kmあたりの箇所で一旦舗道が帰ってきます。100mくらいの付き合いなので長くはないのですが
位置的には秋葉街道分岐の真東あたりですかね。
舗道を歩いている最中に左でがけ崩れでもあったのか開けています。
方角としては北西で恐らく熊伏山…は奥なので前熊伏山を見ているのではと思います
そうして再びのダートを歩きながら3.9km程の地点で転回場に着きました。標高は1080m弱
やはり足神神社までの登りがすさまじかったな。今セラフ君以外の自転車で登れるだろうか…
展開場はこんな感じに本当に車1台がギリギリUターンできるくらいのスペースになっています
右上に兵越峠への階段があり、遠木山も登れるんでしょうがどうなっているんだろうね。
ちなみにここまで3.9kmほどでしたが、
総延長は4810mと書いてあるので恐らくR152より南に道が伸びているんではないかと思われます。
さて、静岡県側で自転車でマトモに来れる場所はここでおしまいです
ここからは自転車を担いで青崩峠へ、景色を眺めたらあとは長野県側へ登山道で降りていくことにします。
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