久々の国道完走シリーズ、今回はR25です。もちろん非名阪。
青崩峠に行った前後にSNSでR25非名阪の話で盛り上がったことがあったのですが、
直近で大阪に行く予定はなくいつかは行きたいって願望で終わるかなーと思っていました。
が、急に週末に嫁が大阪のイベントに行きたいと言い出し、
じゃあ自転車で追っかけるから夜合流って言ったら「オッケー安いホテルみつけたから試そうぜ」って来ました
そのため急遽自転車での大阪行きが決まりました。
我が家、時々こういう事が起きる。
とはいえ家から大阪は210~230km程なので1泊2日とはいえ流石にちょっと。と思ったので、
R25の起点ぐらいまでは輪行することにしました
今日の相棒はたふさ君です。
油圧ディスクロードですが輪行もまあまあ慣れてきまして、
ディスクの取り扱いとブレーキシューに気を遣えばまあまあ普通に組み立てられることが分かってきました
とはいえレバー無しスルーアクスルだったりと手間はかかり、なんか17分くらいかかっています。
撮影アングルでも探してたんかな
食べ物は「?」となる点が結構ありましたが、寺社関係に関しては正しい紹介だと思いました。
家康公というか家光公の格上げのお陰で、見合わない規模のお寺がポンポン建っているんですよね、岡崎。
あとは名古屋で乗り換えまして、関西本線で南四日市駅へ。
近鉄塩浜駅が一番近いんですが乗り換えしんどいんで。
チャリ抱えながらJR名古屋→近鉄名古屋を6分乗換とか無茶言わないで!
それを加味すると関西本線が一番マシでした。
そして南四日市駅って一応JR東海管内なんですが無人駅
しかし改札がSuica対応でタッチ決済で出られました。
無人駅にもランクが有るんだなと思った、車内精算が常な飯田線ユーザー(?)です
たふさ君組み立ては12分くらいで完了。分解がなんかぐずってたなやっぱ…
たまにしか輪行しないとすぐSTIレバーの保護を忘れがちなのが困りどころ
それでは前回と違ってALL舗道で走れる2桁国道へ(本来それが普通)、出発です
最初はR23に出ます。こちらは名豊道路が有名な国道ハイウェイ(60km/h規制なのに)の一つ
四日市だと普通に信号がありますが夜は非常に繋がりやすく80km/hペースだったりする時も
そんな中をチャリで走るんですが、実は道が広いのでそこまで苦労はしません。
まあ舐めた走りをすると死ぬので、弁えるのが前提ですが。
陸橋には出ず大里町の交差点で右折(西)。
ここが国道25号の起点、目指すは大阪です!
全体図はこうなっていました。前半迂回あり、国道の実距離は本当はもう数km少ないよ
奈良までの非名阪は先週走った100番代国道のせいで思ったより酷道感を味わえませんでしたが、
人気・交通量の無さは「これ並走しているの、あの名阪国道なんだよな…?」とは思えました
そして案内は多く迷いにくかったですが、思ったより登りが多かったです。特に山添村~天理市の区間
ただしそこさえ降りてしまえば普通にR25でずっと街だったんですが、天気にまた恵まれませんでしたね。
R23からのR25で車速は早いのですが、土曜の朝8時前という環境のお陰で車がそんなに居ない
混雑時間帯は歩道を走ったほうが良いかもね。
今回のR25走行の縛りは「関の分岐までは、歩道が消えたら車道を走らない」です。
車で何度も通っていますが、そういった区間は普通にバイパスに準じる区間なので走らないのが吉
というわけでJR関西本線をまたぐのに歩道が別れたので避けるのですが、なんと入り口は北だけでした
学生たちが皆北側歩道を西進していたのはそういうことだったのか…
歩道に乗った後も直後がバイパスっぽくなっていたので、降りて側道へ。
側道も国道扱いなので大丈夫…と思ったのですが、これ恐らく2枚めで合流してくるR1の方です
バイパスっぽい区間は一曲がりの大治田(おばた)ICで終わりました
R1との併走区間です。
南西に走っていくが、四日市~鈴鹿の一帯は基本西高東低、田舎になっていくのでアップダウンが増えてくる
ただし感覚としてはR248の多治見~可児あたりの感覚で、ゆる~く長い登りと下りの繰り返しです
一丘上ったあたりで鈴鹿市へ。まだ7kmちょいである
ここから段々と鈴鹿川へ近づいていきます
景色は本格的に田舎国道になってきたため、奥が開けていい感じです。
確か加佐登駅の後、庄野の分かれ道で微妙に追いつきがちなクロスの人とお別れしました。
左は河川敷に、しかも看板の通り2~3kmも南下すれば鈴鹿サーキットなんだね
その後の安楽大橋で気になる飛行機をせっかくなので撮影。
調べたらコンベアCV240という戦後初期の旅客機だそうです。
コンチネンタル航空→カナディアンパシフィック航空→東亜航空→国内を転々としてここに来たようで
2016年8月4日に展示って結構最近ですな。
ともあれ、飛行機展示に無頓着な人だらけの日本で、こうして展示にこぎつけただけで十分凄い事だと思います
その後も実質R1として走ります。信号は少ないのでペースはまあ早め
何度目かの坂を登り終えるくらいで亀山市に入りました。
R25としては15kmくらいで、やっと全体の1割と言ったところです
ここはその後の河合町北交差点から歩道がそれてしまったので、マイルールに従って車道を外れているところ。
ここは橋一つで復帰したのですが、このすぐ先でR1/R25はバイパスになります
実質自動車専用道のような区間になりますので、鈴鹿川沿いの三重県道28号/565号へ迂回します
17km辺りの出来事です。
道を外れて来たはずですが、雰囲気はあまり変わりません
まあ車線数は半分になったんですが。
もっというと相変わらずの街道筋、更に突っ込むとこれ旧R1/R25じゃないか?と思える所でしたが正解で、
先程避けた亀山バイパスの全通が1995年、それまではこちらの道がR1/R25の主要ルートになっていました。
亀山駅までは緩やかに下って登ってを繰り返し、橋(鹿島橋)を通過後に下りました。
まあ車線数は半分になったんですが。
もっというと相変わらずの街道筋、更に突っ込むとこれ旧R1/R25じゃないか?と思える所でしたが正解で、
先程避けた亀山バイパスの全通が1995年、それまではこちらの道がR1/R25の主要ルートになっていました。
亀山駅までは緩やかに下って登ってを繰り返し、橋(鹿島橋)を通過後に下りました。
亀山駅あたりから県道565号になりますが状況変わらず、ゆるい傾斜でのんびりです
まさに再利用されている旧国道の趣で、自転車はこちらが正規ルートで良いんでないしょうか。
そんな感じで6kmほど走ると亀山バイパスの終点と合流しました
いやあ車の量が一気に増えて、先程ののどかな旧道から来るとピリピリした感じすらする。
合流したらすぐ名阪国道/伊勢自動車道と別れ、R25はついに非名阪に。
自転車はひたすら真っすぐ走ればよいのですが、合流が多くそこそこ緊張します
名阪と別れた後は再び東海道。実はゆっくりと登っています
かなりの田舎風景にはなりますが車は多く、愛知県民は香嵐渓手前のR153をイメージしてもらえればと
これまで東海道らしいものってあまりなかったのですが、関宿はそれっぽい感じ。
ちなみに関宿東の交差点を南下すると名阪関ドライブインに入れます
今回はR25が目的ですので直進して道の駅関宿。
R25としては(迂回しましたが距離ほぼ同じなので同一として)26kmくらいです
関駅がもう和風の雰囲気で、観光に力を入れている感が出ています。
今回通過点なのですが、せっかくなのでその奥の道の駅関宿で休憩することにしました
トイレと飲み物だけでしたが中は間違いなく食堂とお土産屋さんがあったと思うので、
周辺の関宿探索と含めて歩き回るときっと楽しそうだという雰囲気は感じ取れました。
出発しますが、関宿はもはやココ一帯の平野部西端に位置するため、いよいよR1とのお別れ。
R1もR1で鈴鹿峠へ向かう登りに向かうんですが、こちらR25はこの先名阪酷道なんて言われる区間になります。
東海道関宿西の交差点。
前述の通りどちらも山なんですがそこは東海道、まだまだ車は多くて騒がしいのですが
…R25は左折なんですが、見事にみんな直進していくな。
左折しました。
先程までの喧騒が嘘のように消え去りました
え、さっきまでの車たちは?
こちらだって伊賀まで繋がっているので需要はあるはずです。
その需要は全部名阪国道が持ち去ったという点を除けば、あるはずです…
道もすぐ1車線になってしまいました。大和街道という立派な街道ではあります
とはいえ酷道と貶すほど細くはなく、ずっと離合可能な幅で道は続いているのでそう不便はしないはず
すぐ関西本線が合流してきて、割と並走してくれるので飽きる道でもないです。
傾斜も登ってはいると思いますが、まだまだゆるいです
あっ擁護したそばから幅員狭しの警告が。つかロングボデーって言い方古いね
それでもすぐ狭くなるわけではなく、金場隧道もまあまあな広さで走ることが出来ます
金場隧道からは少しの下り。
その最中で祠があったのでお参りしてきました、栗の木地蔵尊というそうです
32kmあたり、4km位走ってやっとR25おにぎりと再会しました。
しかしサイズが小さい。もう少し国道として自信持って良いんだよ?
その後関西本線を渡りまして、浄化センターを見つけました。つまり集落の端だということ
先に見えるのは加太駅とその周辺集落でした。
名阪国道も近づいているので南に向井ICがあり、集落として生きている感じがします
しかし、加太集落の西側が割と入り組んでいるなあ、
と思っていたら集落の西端で再び道は狭くなりました。
加太川を眺めたらちょっとした山に入っていきます
道路情報表示板がありました。
これは天気が変わりやすいとか、崩れやすいとか、一定雨量で通行止めになるとか、
とにかくこの先安定しているとは限らない区域に置かれているものです
ぶっちゃけ言うとこれがある区間は、大体山か通行止めになってもいいや級の田舎です。
主に県道にもありますがR151やR363みたいな峠越え国道にも普通にあるので、
これ自体は珍しいことではないですが山かあ。
ただ登ってはいますが、特に傾斜を記載するでもない程度の坂でした。3~4%かな
山区間は短く、軽く登ったら屋渕川橋梁の看板がありました。
大正13年(1924年)に作られた橋だそうですが、年代を感じさせない保全ぶりに見えます。
その後はもう少し登って板屋の集落に入りました。ICもある
ただR25は板屋の信号を右(北)に曲がらなくてはいけないのを失念していて、
100m位県道668号を走っていたのを戻ったりしています。
こんな景色が見えたらアウト。R25への案内があるので「え?じゃあここは?」ってなります
それで2車線で広かった三重県道668号から戻ってきた国道25号線です。
狭くね?
地域保全と言うか地元住民の声が第一なのか、R25非名阪区間は集落周りがやたら狭い時があります。
しかしこの辺りは加太宿の本陣跡もあったりして、大和街道の歴史を感じられる道ではあります
その後は再び現れる道路情報表示板。
ここからが第一の峠越えになりますが、目の前に関西本線が橋で渡っています
特に名前はなく大和街道架道橋と呼ばれていますが、かなり力の入ったレンガ造りの橋です
ここからいよいよ離合困難区間も増えてきて山道、って時に国道おにぎりは普通サイズ。
ちょっと自信持つとこ違くないですか?
その後登りますが「路肩へ寄るな」まあ車向けの標示だと思いますが自転車はどうしろと。
山登りではありますが傾斜はゆっくりと傾斜を増すタイプなのでまだきつくなく、
横の風景もまだ平らに見えます。
しかし急速に峠道になっています。
もうずっと車同士のすれ違いは無理で、離合所があります
それでも傾斜の上がりは緩やかなので「登っているなあ…」で済んでいます
標高230m位で採石の工場に到着。架道橋からは1.5km位、30m登ったかな
そもそも加太駅あたりから地味にゆっくり登り続けていたので、ここはそこまで大変でもなかったです。
更に少し上って標高250mくらいへ、道は採石の関係か砂だらけで荒れている
採石所がありまして、経塚山という山の南西あたりを削っていました。
R25は37km位。少し下ってから、登り直しになります
さて登りはここからが本番。
6%くらいでうねうね登り続ける区間になります
採石場で坂が終わりだと思っていたもんだからずっと登りでしんどかった、そんな登り途中で伊賀市に入ります。
それでも伊賀市にさえ入れば大体峠(ちょっと登り直しが有るくらい)、
39km地点、標高は320mくらいが頂上でした。
ここから下りが始まりますが、また別の採石場から関西本線を渡る架道橋が高さ3.7m制限、
ダンプがギリギリのギリなのに最低限の動きだったのでつい撮影しちゃいました。さすが慣れているなあ。
左には池がありました。こちらは鴉山池、東に大杣池があります
石碑はなんとか読めるレベルでした。日本語のお勉強むずかしい
その後は採石場の工場を見ながらのんびり降りていきます。
ガードレールに貼られている国道マークは山ほどありますが、さすがに追っかけていません
三重県特有な感じがするね、ガードレールにいろいろ貼るの。
しばらく降りたら標高は250m位まで降りて、柘植町に入っていきます
名阪国道と並走しながら引き続きゆるい下り。
R25なんですが、三重県道50号とぶつかったら止まれを食らいました。
さすがに二桁国道なんだが?
それはそれとしてR25として43km弱程度、伊賀ドライブインで一休みすることにしました。
微妙にランチタイムではないのでお店がほぼ開いていませんでしたが、うどん屋さんがやっていました
ありがたくいなりときつねうどん。R25はこんだけ田舎なのに所々しっかり休めるのが良い!
あとはエヴァを使って変なことをしているカレンダーを撮ったりしながら、
引き続き非名阪を走っていきます。
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