2023年6月18日日曜日

中華たふさくん 結局普通の油圧ディスクロード(6.8kg)になった

 最軽量状態のたふさ君です。
本体の部品代は30~35万かかっているかどうかですが、
推定ペダル抜き6.415kgの超軽量ディスクロードになっており、
まあブレーキが不満だったんですがスペックだけなら非常に優秀ゆえ、満足でした。


が、この構成は40kmで終わりました
カーボンクランクが速攻で割れました。なんで肝心要のその部分はALLカーボンなんだよ!
最初から左のペダルが斜めに回っていて「絶対コレ左足ひねる」って状態だったので
増締めした結果こうなりましたが、右アームは金属多かったのでこんなに脆いと思わず。
そんなわけで4月で既にディスクロード初輪行を済ませていたのでした。
準備しておいてよかった…
クランクは前々から気になっていたやつはあるのでそれにします


さてクランクをどうにかするのと同時に、長い課題だった紐引き油圧ブレーキについて再考します
割りと乗りましたが、各ブレーキの感想はこんな感じです
紐引きディスクブレーキ、ハイブリッドでもディスクとしては軽いだけで別段効かない。
結局4フィンガーで頑張って引いています。カーボンハンドルの寿命が不安になる

Vブレーキ         効き:★4 重量:★4 雨耐性:★3 調整しやすさ:★3
ロード用リムブレーキ   効き:★3 重量:★5 雨耐性:★2 調整しやすさ:★5
紐油圧ディスクブレーキ  効き:★2 重量:★3 雨耐性:★5 調整しやすさ:★2
油圧ディスクブレーキ   効き:★5 重量:★2 雨耐性:★5 調整しやすさ:★2

そんなわけで頑張って重量試算と組み合わせを頑張って再考しまして、
一旦予算の低くできて軽めの、こちらの形にしてみました
アルミブルホーン+MTB用油圧ブレーキです
えーっとテストライドくらいしかしてなくて写真ないんですけど、
ロード互換SRAMトリガーシフターも取り寄せてありました。(サムシフターは径入らなかった)


アルミだとハンドル径が22.2mmになるため、MTB用が適合します。(ロード用は23.2mm)
ステム径が合わないのはシムで調整することですぐに解決できます。滑り止めは必須ですが


それより初めての油圧ブレーキ、手間が大変かかる
いや内部配線のロードが全般で極めて面倒っていうお話との相乗効果なんですが…
ブレーキは\4000くらいのMTB用、ケーブル抜きならセットで450gもない軽量タイプです。


原則、最初からオイルが入っているのでネジは油漏れしないキャップで締められていました
オイルケーブル(ホース)も片方は最初からキャリパー側に接続されており、
端は専用金具とネジで漏れない形です。


レッツ長さ調整。
初めての種類のケーブルの長さ調整なのですげー緊張する、油漏れだけ気をつけなくては
カッターは中華ながらアルミ製のしっかりしたやつを買ったら綺麗にカットできました


お次はコネクタの挿入と、各種キャップの挿入→オリーブ装着です。
これはインサートをさっきの道具でゆっくり入れてあげるのと、
金具を入れる順番を間違えなければ簡単でした。
接続は奥まで押し込んでから金具をレンチで締めればOKですが、
どうしてもオイルが出るので、最低でもここからは手袋したほうが良いです
攻撃性が低いと言われるミネラルオイルですが、それはゴムへの話で素肌には大分有毒ですので。


接続したら油入れます
最初から結構入っているけどあれこれで満タンではないので。
トルクスレンチで外して、前々から準備していたブリーディングキット装着。
中間端子があって色々種類があるけど、ハマるやつを選べばオッケー。そのまま入るタイプもある


つぎにオイル装填。
こいつはミネラルオイルのタイプ、SRAM系がDOTという別モノになるので要確認
油圧ディスクブレーキのオイル交換と調べると色々面倒な手順を説明されますが、
初期設定ならただ単にオイルを入れてレバーをニギニギすれば十分でした。泡出て固くなるー
ただし、ここで絶対にオイルがダバダバ…どんなに気をつけても外す際タラタラと漏れます
ディスクブレーキキャリパーに付着したら致命的なので、そこだけ気をつけないとね。


ディスクブレーキを付けたらお次はクランク。
これはシャフト系が太いSRAMのDUB規格(28.99mm)ですが、
付属のBBが特殊でBSA(24mm)用に装着可能なタイプです。
チェーンリングは前回と同じ形式で手持ちの40Tと互換があるのですが、
ギア比を上げたいので44Tを買いました。
重量はクランク163g、リング34gアップですが剛性感が良くなることを期待します。


装着はまあ元のフレームが同じなので、BSAの付け方。クランクを回す方向に緩む
ちなみにロード用なんですがこのシム要らないっぽい。というか回転かなり渋くなるので嫌。


DUB径クランクの装着はアーレンキーで出来ました。
キャップの緩みを心配しなくて良いのは良いな!
チェーンラインはちょっと左っぽいですが、普通に変速できるしまあOK。


そんなわけで第2バージョン、クロスバイク風になったたふさ号。
この時点で6.7kgですが、後にトリガーシフターまで交換して装備品と相殺すると6.75kg
結構重量が増えましたがブレーキフィールが「ガツン!」と強烈に効いて最高でした
試乗したディスクブレーキ車のブレーキフィールと全く同じで、コレを期待してたんだ!って感じ。


ただ…ものすごいハンドルだけが際立って奇怪を生み出す見た目になりました
見た目に関してはまあいいかと思っていたんですが、
エアロなホイールとクランク周りに対してガン無視のハンドル周りでアンバランス感が気になる
そして何より試算したらハンドルとシフターが重いせいで、
現状の仕様とエアロカーボンハンドル+STIが重量大差なくなる見積もりに。
…エアロ方向に合わせよっか。


てなわけで後日。
シクロクロスのフロントシングル用のSTIを取り寄せました。L-TWOOで11速用
レバーがフロントシングルでも+280gとなりますがハンドル-70g+シム、シフター-120g
ブレーキセットしかなかったのでキャリパーも仕方なく買いましたが、やっぱり60g以上重いな。
STIはシステム的に重いのでずっと避けていましたが、理由は重量面のみです
システムのトータルとして重量が並ぶのならば、普通に選びますとも。


というわけで装着しますが、STIは構造的にちょっと違う感じです
というかどう見てもカンパ系STIなんだが本当にシマノ互換あるのか?
そして何よりこのSTI、カバーがめちゃくちゃ外しづらい。作業性が最悪とかいうレベルではない


ブレーキキャリパーは再利用するのでやり方は大体同じですが、
リアの長さが違ったので入れ直しています。
本当にめんどくさい、内装はもう懲り懲りだというのが正直な気持ちです
いい経験にはなるんだけどね。


インサート等もやり直し。というかオリーブの再利用が基本推奨されていない
まあでもこれ自体は面倒ではありません
何より面倒だったのは、エアロハンドルに硬ったいケーブルを挿入することでしたので。
ケーブル誘導道具があっても一瞬詰みかけ、相当苦労しました。
これは本来両外ししたフラットな状態で通さないと無理なやつでした
そんな状態で太さ的にシフトケーブル併用は100%無理だったので、アウターで通しています。


紐油圧仕様→ケーブルで四苦八苦→効きが不満でMTB油圧仕様と経由して最終段階。
なんか一周回って普通のロードバイクになり…
待って、やっぱりLTWOOのSTI、RDシマノ互換ねーじゃんかよ!
現状のSENSAR(SRAM)は勿論、シマノ用と交換して試しましたがどうしても変速幅が違う。
4~6速あたりでどうしても1段空打ちするので、1段ごとの変速幅がRD側が広すぎだと思います


そんなわけで仕方なくカンパ互換、というかLTWOOしか選択肢ないので買ってきました
一回り大きなプーリーが付いていてお得だなと思ったのですが、
ケージを変えていないせいでチェーンが干渉して通りませんでした。これぞ中華クオリティ
手持ちで11Tレインボーはあったので、そちらに交換して普通に使います。
RDが+35gですがこっそりサドルを軽くしまし-40gなので、トントンくらいです



てなわけで今度こそ最終形態。
普通のロードバイクになった、たふさ号です!
空気が抜けにくいのかレバーの握りが後日甘くなったので、再調整したりしました
あと油圧にしてからずっとですが、ステムの向きを上下逆にしています。
+7°になるので、ちょっとハンドル上がって操作しやすくなりました


ハンドル周りは正直言って適当。
というのもKCNCのキャップ割れました。真ん中から割れるんだね
バーテープは前回のものが気に入ったのは再購入しましたが、多分真ん中まで巻かなくてよかった


足元はフロントを40T→44Tにしたのと、クランクをDUB(BSA)仕様にしたのと、
RDが結局LTWOOで合わせたこと。(最大34Tが公称対応でしたが普通に36T行けました)
スプロケがSRAM用(10-36T)故障してシマノ用(11-36T)に換えたのでギア比の上に合わせた形で、
下が44-36Tになりますがギア比は1.222、一般的な34T-28T(1.21)とほぼ同じです
山用をセラフくんに任せるとするならばコレくらいで妥当だと思っています。
多分この子でも上るし、上に合わせるにせよ最低限のギア比は確保しとかないと…


ちなみにこの状態で7.355kgでした。
前回の走行状態と…違う気がするので念のためライト重量差分入れて素体6.8kg
6.49kg時代から以下の計算のため、恐らく+300g程度だと思うので。
増:クランク周りで+120g、ハンドル+60g、ブレーキ周りで+260g+オイル少しとシフトケーブル
減:ステムで-45g、サドル-35g、スプロケ周り-20g、ブレーキの紐前後
うん、それでも全然軽いぞたふさ君!
というかブレーキが安心できているのが最高に良い。
あとはタイヤを変えてディスクをもうちょい頑丈なやつにして、
素体7.0kgで落ち着かせる方向で行きます。
その前にとりあえず、この状態で一回走ってみよっかというわけで次回に続きます

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