10月最終週、コスモスが咲いていたりします。
ふと寄り道したら咲いていたりして、撮ったりして。綺麗ですなあ
そんな時期にまたもや紅葉を見に行きます
今日は久しぶりの家康行列(例年は4月なので時期はズレている)なので、混雑回避の意味もあります
新県道39号をまた通って登ります。こっちは大分便利ですねえ
今日はやたらに自転車が多い、特に団体。
通りがかりの渓谷の景色をのんびり撮りながら走るのも乙なんだけど、皆は急いでどこへ行くのやら。
通りがかりの渓谷の景色をのんびり撮りながら走るのも乙なんだけど、皆は急いでどこへ行くのやら。
そんな感じでセブンでUltimate CFR AXS(120万くらいする)らしきモノも混じっている自転車達を見ながら香嵐渓。
完全に緑では、なくなったね
そんなわけでちょっと様子見に軽くお散歩。たまーに紅葉している子がいました
香嵐渓は紅葉の本数が異常なので揃って紅葉しているって所は少ないので、
斑を楽しむって意味だともう楽しめそうですね。
そして本日はR420方面に向かいます。
気温は13度、やはりもう山に入るなら防寒必須
R420自体は完走もしているし一時期足繁く通っているのでまあまあ分かっているつもりです。
R420は一丘越えると香嵐渓の東側、落部駐車場に出られます
ガチ紅葉シーズンで車での実用的な観点から言うとR153/県道39号の西からのアクセスは全死なので、
R473から頑張ってココまでアクセスするのが無難ですがどうせ渋滞するかな。
香嵐渓一の谷が眺められるので、景色は良いですよ
その後はゆるめのR420を登ったり下ったり登ったり県道362号を見たり登ったり。
そうして大見橋までやってきました。一時的に景色は開けていい感じになる所
今日は右に入る旧道を行きます。いや以前にも通ったことあるんですが気が向いたので。
ジメジメしている所なので以前の雨が乾かずびちょびちょになっている
そういえば青看があったんだけどどこ行ったっけ。
その後は旧大見橋を渡ります。昭和39年6月とのことで、もうすぐ60年になるのか
後ろを向いた図。何年目だろうが放置されればいずれ草まみれの運命さね
早速の紅葉を眺めながら、現道に合流します
そしてこの正面にあるのが県道364号の終点です。
以前はこちらからと起点側からで互いに挑み、どちらも途中で引き返しました
今回はこちら側の勝算が立ちましたので、今度こそ完走目指してやってきたわけです。
・愛知県道364号 田峯東大見線
今回は青色の区間を走ります。まだ観光地
改めて説明しますが県道364号線は分断県道でして、寧比曽岳~出来山間の神越峠の東西が未通です
西側は大奥山から東が林道指定と重複しており、何故か途中で指定が消えている
東側は黄色線終盤がダートで山に阻まれ行き止まり、川向うに新道らしきものがありますがそちらも行き止まり。
この区間長く情報が全く無くて神越峠を挟んだ東西は道筋が全く想像できない状況だったのですが、
今回ヒントを得て歩いてみた所、ほぼ明確に道筋を沿って歩くことが出来ました。
昔から神越峠を行き来する里道があったのだと推測されますが、誰も歩いていないのかな。
というわけで終点の西側からスタート。標高は240mくらい
SNSで報告しようと思ったら画像1枚のアップロードに10分近くかかる程度の回線状況です
最初だけ2車線あるんですが、見せかけなので50mほどで1.0車線になります
完全に細道険道のそれ。
まあこの県道の本領は狭さだけではない、ゆっくり登っていきます
・東大見水力発電所
走り始めて1kmもしないうちに発電所が見えてきます
水力発電所なんですが、シムシティ慣れしているとお馴染みのダムや堰提がない
と思ったらこちら水路式というそうで、上流のため池などから落差のある箇所へ引っ張ってきて発電するそうです
で、東大見水力発電所はこの神越川の上流から水路を設けこの右上(東)に導水していて、
そこからの落差で発電する、という方式で中小規模の水力発電所ではよくある方式だだそうで。
そうやって出来た水路と川の高低差がこちら。すごい遠くまで伸びているように見える
360m-260mで100m差、古そうだけど現役でカッコいいな
こちらの出力は常時470kw、最大500kwだそうで、ソーラーだと5000㎡相当(70m四方くらい)
1500坪以上か…しかも運用1911年、110年以上持っている。初期費用にもよるけど強いね、水力発電。
県道364号の登りは傾斜が不安定で、平坦だと思ったら7%で登ったりします。
神越渓谷もみじ谷プロジェクトなんてものをしているみたいで、
前からそこそこあったなって思っていたこの道沿いの紅葉ですが、植えていた可能性が。
確かに希望はあるがほぼ離合困難なこの道でやると副作用が心配でもある
・椿岩
走り始めて1kmちょいの標高320m弱、右側に椿岩という大岩がありました。
確かに椿に囲まれている、このあたりは岩多いですな
椿岩から先もゆっくり登ったり登らなかったり。
神越渓谷までは、ココ一帯の木や動物についての案内看板が時々設置されていたりします
あとは神越側の風景を見たり、1.5km辺りで民家の跡かなって感じの石垣を見たり。
その後には内藤金三頌徳碑がありました。
ざっと見した感じですけど発電所設置時に道路改良を要望して一部実現した人だとか
で、後の県道編入時に努力が実りましたねということで、碑を立ててくれた感じです。
ほぼ現代語だったので流し読みできました。
・名勝「道庵坊主の滝」
碑のすぐ後くらい、また看板を発見。
滝だそうで、そうか滝!滝…えっと、どこだ?
岩盤の上を流れる滝ということが書いてあったので、3枚目かなと思っては居ます。
・心岩
その奥にあるのが心岩でした。こちらはちゃんとハートの形をしているようには見える
こういうのは見て楽しいね。
ちなみにその手前には神越のポットホールという古い標識がありました。暗かった…
道庵坊主の滝の説明でありましたが、この辺りは流れの渦と言うか淵がちょくちょくあるそうです
それがポットホールと言われているらしく、ここの川周辺は岩が多く点在しているのではと思います。
・旧称「片桟橋」
次々看板が出てくるのでまだ1.9km。
このあたりは昔とても道が狭いどころか、岩だらけで当時の状況では開削できないので桟橋を架けて通していたそうです
なので街道ながら事故が多かったそうで、今の離合困難な状況も岩を削ってやっとココまで来たと。
内藤金三頌徳碑のお話にも通じる所がありますね
その後は傾斜が7%行ってくらいになってきます。神越渓谷まであと6km
川沿いで坂が急になるのは足元に大岩があるか堰提があるかのどちらか、今回は後者のようです。
・東大見堰提
2.4kmあたり、標高は370mくらい。
最後にくいっと登って堰提に登ってきました
こう、軽く色づいている感じの山と水の風景、良いですね。
・獅子岩
2.7kmくらい、今度は獅子岩の看板がありました。
しかし、獅子の顔…獅子??
うーん、頑張って探しても見つかりませんでした。
この後も右側を山に岩にゴリゴリ登ります
県道429号に通じる所がありますね、あっちは普通に林道だったけど。
ずっと日陰でもあります
3.3km辺りで道が南向きになって日差しがこちら側に。
秋の渓谷のいい景色なんですよねえ
・神越のカワサツキ & 名勝「拾貳釜」
3.6km位走った辺りでカワサツキの看板がありました。
岩に張り付いて生えているとのことで、あの川下の岩陰に張り付いている、あの子か
あと隣に名勝「拾貳釜」の看板もありました。
先述した淵というかポットホール、あれが12個あったとされる地、かも。
淵は水温が高いらしいのと、この周辺の二村が雨乞いをした場所でもあると記述がありました。
・名勝「おせんさ淵」
その後も登って4km弱、標高430mあたりで落ち着いてきた地点。
今度は分岐におせんさ淵の看板がありました、おせんといえばなんか漫画とドラマ、でも流石に別のお話ですね
ちなみに分岐の先(西)が山ノ中立町の集落に向かうようです。
そして淵なので、おせんさ淵というとこちらの光景を指すようです。
子どもたちの水泳場所になっていたみたいです、実際流れゆるそうだしね
その後は淵で多めの水量の川沿いに再び日陰を東進。
ヘキサがまたいい古さをしておる
・加茂広域農道
その先の4.2kmで標高は440mあたり、道が良くなったかと思ったら右(南)から加茂広域農道が合流してきました
大見トンネルを越えてきた所、農道のお陰で道が良くなるとは。
まあ、ここから御内町と金蔵連の集落あるから、そのおかげだよ。本格的な案内看板出てくるしね
加茂広域農道と合流して道は良くなりましたが、車線幅は相変わらずの離合困難。
広い待避所が出来ていますがこれは道筋の直線化に伴う旧道の再利用っぽい
まあ眼前が開けたのと山が左側になって雰囲気変わったので、それを楽しみながら走ることにします
・大岩の菩薩像跡
4.7kmあたり、大きな岩が目立つので見ていました
すると…なにやら文字が彫っている岩が影にある?
最初に見つけたのは神…大菩薩
漢字がわかりませんでしたが調べてみたら「神変大菩薩」、
山岳信仰の第一人者だそうで、この山の中にあっては祀られていてもおかしくない、
足腰にご利益があるとのことでお参りしたいのですが文字しかないですね。
その離れにあったのは「三界萬霊」この世は3つに分かれているという仏教的概念で地獄から現世が最下層
最上層に非想非非想処天とか有頂天とか聞いたことのある概念が出てきます、面白い考え方。
その対岸に植えられていたのは、これはまさか…紅葉!?
神越もみじ谷プロジェクト、まさか本気で植樹活動をしているとは。
その後は加茂広域農道が別れていきます。川怒トンネルへ向けて登り行ってらっしゃい。
その後は御内町の集落に入ります。標高は安定していて460mくらい
まあ沿線の道は若干不便ですが、南にR420があるしそこまで不便な一帯ではなさそうです。
・旧称「馬垣根」
そんな集落も抜けきった6km、標高大差なく470m
馬垣根の看板を発見。
この辺りも岩を避けた細い道があったみたいですが、落馬防止に柵があったようです
それで馬垣根なんて呼ばれていたようです。
今は県道指定のお陰で普通に道が通っています、本当に良かったですな
少し走ると林を抜け、小さな集落があったのかなと思える一帯を抜けます。
・大蛇伝説の崖
6.5km、標高490mちょい。またもや看板を見つけました
こんな大きな岩に取り付いた大蛇が居たそうです。
というわけでセラフくんも取り付かせてみたのが2枚目。タイヤの上辺りが巻き付いた跡ですかね
その後は数件お家がありました。滝沢の集落に入っているんですねここ
その後も林に入っては抜ける、の繰り返し。
名勝「不動明王の滝」
林に再び入った辺り、手前は別荘かな
奥に不動明王の滝がありました。
小規模ではありますが、家の隣に滝があるって良いですね
その後は御内集会場鼎館(旧足助町立御内小学校)を通過。
人目見て小学校跡だとは思ったけど、この一帯は情報がそんなになくて困りものです
その後は標高520mくらいで県道367号線と合流しました。R420から軽く登ってダッと降りたところ
県道364号は7.4km走ってきた所であと6kmの看板からは5.4km。
改めて定例以外の看板を全部追っかけてみると一杯ありましたね
一旦休憩のため県道364号を離れ、県道367号をちょろっとだけ通ります
うーん、いい川紅葉だ。
・神越渓谷マス釣場
その後は神越渓谷マス釣り場…は通過しまして、ご飯を食べるために西奥へ。
MAP上では観光センターとありますがご飯を提供しているっぽく、営業中ともなっていました
ただ気になるのが建物の年代…やっているのだろうか。
と恐る恐る開けてみたら無人、ではなく店員さんがちゃんと居りまして、
昭和の雰囲気ながらもちゃんとご飯が頼めました。ありがたい!
というわけでお昼休憩にマスフライのカレーという、結構豪快なご飯をいただきました
しっぽが見慣れたフライの魚と違うんだよなあ。
しかしさすが天然物、マスフライはふわふわのサクサクで最高の食べごたえ、
カレーも美味しくて満足の出来でした。これは隠れた名店だな!
というわけでここまでは観光づくしの県道364号でした。
次回、険道兼林道のカオスと作業道No.エラー、走っていきますぞ。
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