R152の長野側にいます。
まだ降り始めた所でして、ここから分岐しているのが秋葉街道の通称未調査悪路区間
今回わざわざいつも通る時期を外して見たくなった区間です。
こう、「予定外で別日に行かないと」って分かったら急に訪れたくなることってあるよね。
・秋葉街道(未調査悪路)
なんか下り口が違っていたという点以外は大体地図と一緒でしたが当然こんななだらかではなく、降って山の近くをウロウロさせられた挙げ句に沢の近くを通ったと思えば離れ、
沢の近くを行ったり来たりしながら沢渡りも当然にさせられます。
これ確かにルート全然定まっていないね?という感じで、赤い紐が途切れたら即道迷いしそうなコースでした。
降りたての光景。これは覗くだけでも見られる
左手前の看板は「根木観音方面悪路(未舗装路) 木地屋敷跡、墓石跡(江戸~~~以下読めず
ロープが張ってありますがすぐ消えます
最初はひたすら北西目に急な下り。
段戸山東側なんかを思い出すけど足跡全く無くてマジ道合っているかが不安になる
赤い紐だけが頼りです。
矢印は逆を向いています。さすがに歩いてきた方向くらいは覚えているので問題ないけれど
時々逆向きのものがありますが、基本的には小嵐集落から登る人を前提に設置されているということです
まだ途中ですが、急に下ってきた光景です。
降り口は既に見えないので、このコース上りだと終盤がかなり厳しいという見方になりそうですね
久しぶりのロープを見かけた後、正面から道筋が消えます。
まあこのコース、まっすぐ降りても大差なさそうなんですが一応道筋を探すと左(西)に看板がありました
・木地屋敷跡
木地屋敷の案内でした。しかし辺りを見回しても斜面ばかりで人が家を建てられそうな立地は見当たらない
しかも写真(上)では当然だけど石積みで基礎が作ってあるので、ここだ!となる場所があるはず…
一応ここ自体にも崩れてはいるが石積みはあって、この辺りを指している可能性はある。
まあ今回は時期的な都合であちこち周れないので深くは探さず、さっさと歩くことを優先します
このあたりから道筋が北東向きに変わり、
さすがに「この道ヤバいな」と思ってスマホのサイクルコンピュータを起動しました(道筋記録用)
青崩峠からdocomo回線ほぼ通じないのでサイコン単体ではどこにいるのかは分かりませんが、
maps.meと合わせて見ればなんとか補完できる状況なので頼りにして歩いていきます
少し降りたら墓石跡がありました。先程の案内にあった写真(下)のものです
道筋を追っていれば自然に通りますのでコレに合わせてルートを作った?
書いてるのは心相浄?信士、戒でも薮でも戎でもないこの字は何だろとは思うがよくあることなのでまあいいや
菊紋があるんだね。
墓石跡からはなぜか山肌を登る道になります。
やっぱり墓石跡を通らせようとして変なルートになっている気がする
青崩峠独特の地質、青い砕石はこちらでも健在です。
中央構造線上の特異な場所で野道を歩いております
その後はなぜか登ります。小嵐川近くをひたすら降りればいいだけの話なのになんでや
軽く足跡がありますがこれでもマシな方です。道筋に一貫性がないのはかなりきついぞ
樹海を一通り体験させられているといった感じです。
倒木をくぐり、更に東目にそれていきます。
。秋葉街道歴史道看板
それた後にはひとときの平らな空間が。これは昔住居なんかがあったかもしれないね
さすが未調査というだけあって歩きやすさではなく判明している場所ありきで道がつながっている
こういう道もあるんだねえ。
ちなみに奥に看板がありました
「秋葉街道歴史道」とのことですが、写真が黒すぎてどこのなんの事だかがさっぱり
おそらく、この広い空間を見回すと石積みがあったのでしょう。
こうしてある程度住居跡が見つかっているものの街道跡がないので道筋は適当、という感じなのがこの未調査悪路です。
その後は大岩を抜けながら山の中をうろうろとさせられます
赤い紐をひたすらに追いかけ、矢印が見えることでルートが正しいことを確認の繰り返し。
たまに行き先が書いてあります。
木地屋墓跡敷跡も屋敷も左側大岩も国道も矢印方向にありますが順序はバラバラですな
この辺りから北北西、R152から少し離れる方向に案内され始めます
というか、ようやく小嵐川の1本東に並行している沢沿いにのんびりと歩く道筋になります。
木をまたごうとしたら歩く方向に筋がついていました
スリップ防止なのかな。数少ない人の手が入った跡です
その後もしばらく沢伝いです。
ずっとこのままでもいいんだよ
横を見ればそのまま歩けそうな所はあるし、後ろを見れば赤い紐以外どこを歩いたのかわからない。
いやあ、悪路というか道なき道を歩いているだけというか。とにかく面白いルートです
ルートは川に近づいていきます。
・沢渡り①
川に赤い紐があってルートは途切れ…と思ったら川向うに赤い紐を発見します
ああ、ごく普通に沢渡りさせられるのね。
一番渡りやすいのは上流のこの辺りかなと目星をつけて渡りました。
ここまで人の手が入った跡なんてほぼないのでここにも下り口の案内などは一切ありません。
こんな感じにまっすぐに見えてかなりうろうろさせられているこの未調査悪路、
ついに上にR152が見える程度に東にやってきました。
このガードレールです。
R152でいうと2連つづら折りの手前で、去年あのへんは倒木で電線が引っ張られていました
帰りに寄るので今もあるのかは後ほど。
変な石積みを見ながら崩壊地みたいなところをまた渡らせられます。
登ったり下ったり、まあ沢沿いだからって必ず全てなだらかなわけではないのでこの辺は仕方ない
後ろを見た図。一応道筋らしき物は見えるかな?
珍しく矢印が下り方向に付いています。
その後はまた沢から離れます…が、新たな沢が右上に見える
R152の小溝沢橋辺りから流れているので、あれは小溝沢なんだろうね
・沢渡り②
と思ったら案の定、小溝沢も沢渡りさせられます。
川幅が狭いので前回の沢よりは渡るのは簡単でした
小溝沢を渡ると倒木の奥がなだらかな感じになってきます。
・道筋復活
道ですな!すごい道っぽいです!
終盤にしてようやく街道にふさわしい風景になりました。久しぶりの青い砕石もお目見えです
もう迷うことはないし、赤い紐をたどればきっちり道に辿り着けることもこれで確認できました。
・R152/秋葉街道 分岐
看板が見えます。今度はいつもの「青崩峠古道」の看板です
つまりここから北はついに未調査悪路ではなく秋葉街道というわけです
道筋殆どなかったんだけどきちんと辿り着けてよかった…!
さてここから北北東にR152へ登る筋と、そのまま北に秋葉街道を進む筋があります
ひとまず登ってR152で一区切りとしましょう。
二度目めなんですが、久しぶりなので「もっと急じゃなかったっけ?」となっています。
未調査悪路から抜けたてなので傾斜や歩きにくさに鈍感になっている
・R152
というわけで復帰しましたR152です。
未調査路の降り口とは違い、まだまだボロなものの一応道として成り立ってきています
このままR152で帰るとショートに終わるしアレ(ヤマビル)に構うのもそろそろ嫌なのでそれもアリだったのですが、
去年秋葉街道を歩きはしましたが梅ノ木島~判ノ木島を見たのみで、松原橋~松原住居は寄っていないのが気がかり
そして松原住居がR152から見れていないのが気になっています。まだあるのかな…もしかして宇連廃村パターン?
という経験も想起して不安になったので、次回は再び秋葉街道に戻って松原住居を確認しに行くことにします
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