2022年7月22日金曜日

青崩峠2022夏 ⑤庚申沢山体崩壊地~青崩峠に帰るよ

青崩峠北側、長野側をウロウロしています。
今は秋葉街道で見たかったものをひと通り見終わってR152へ直登してきた所
小嵐第3砂防堰提の工事などの関係で小嵐側が開けていましたが、秋葉街道にも結構影響がありルートが変わったなど
青崩峠道路の工事が動き出してからの長野側秋葉街道は本当に変化が大きいですね。
いや一番変化が大きいのはこのR152をついに進入禁止にした山体崩壊地なんですが

あとはここから南へ戻り、R152で車を置いてある青崩峠へ帰ることにします

R152 南下

去年と ほぼ 変わりませんでした!
まあ1年経ってないし仕方ないね。
ただし、各所の崩れは一層増している感じでした。



南へ歩くとかつての沢筋(山体崩壊で完全に流れが変わった)をまたいで広場と小屋に着きます
おそらく何かの観測装置で、R152の長野側は遠山郷からここまでが手を付けられていました。
今は後ろがごらんの有様だよ↑↑!状態なのでここは使えない感じです。



R152はこの広場の脇を通っていきます
この画像にはないけど、山側をよく見ると電柱が折れ曲がって倒れているよ。


小屋を南から眺める景色はいつも綺麗です。



よくも悪くもここから南の区間は放置されていますので2021と大差ありません
今のところは荒れた林道で丁度よいくらいです


・倒木
歩くのに邪魔な倒木はずっとそのまんま。
前々から斜面に倒木があったのですが、2020ごろ道の上に落ちてきました
土砂と一緒に道にまたがっているので割と端に避ける必要があるのが面倒です

・松原橋

その後は簡易な擁壁を過ぎると湿気の多そうな橋を渡ります。
R152の方の松原橋です。前回同名の新橋を渡ったばかりだね
ただし秋葉街道とは結構離れているのでここから秋葉街道の松原橋は見られません。


その後は去年までは暫く暗い区間が続くはずですが、
この先はちょうど電線に倒木が引っかかっていた地帯なので開けているはずです
前回話した通り秋葉街道から現場に登るように切り開かれており、倒木を切りに行っています。
つまり、この先は開けており倒木で電線が切れそうな問題も解決済み…


・電線に倒木がまだ引っかかっている


いやまだあるんかい!

倒木は一見電線を上手にすり抜けているようには見えますが、
いざ倒れたら巻き込まれるのは必至と思われるので早く取り除いたほうがいいと思うよ。


というわけで今のところはR152に新たなビュースポットが出来たのみです。
去年までは右のようになっていました



眼前の松林はまるで松原に入る感じ。
アスカーブがなければ秋葉街道と勘違いしそうでした。



ちなみに秋葉街道はかなり近く、下を見たら根木沢の橋(秋葉街道)が目視できました。



・根木沢橋

ということはこちらも目の前に橋があるはず、と思うとありました。
こちらは正式に根木沢橋です。地味に「ねぎさわ」だったりします



・遠山中学校学有林入口

その直後は小さな崩れが見えるとともに、木の柱があります


遠山中学校学有林入口とありました。ここから左(東)に入るようです
ここまで来るのは大変そうだと前々から思っていましたが、
いよいよここへ来るのでさえ秋葉街道経由になって手入れはもはや困難では…


・+崩れ
その後は道が大分崩れていました。2021と大差ないので比較はしませんが
半分以上崩れているので大分危ない感じですが、急に安定したりするので気にだけ留めておきます


その後も落ち葉でもっさりな道を歩いていきます。

しかし、2017では小さく思っていた道路脇の崩れがどこも大きくなってきているなあ。
そんな中でA型バリケードが見えると一つの目印です


・秋葉街道分岐
前回のスタート地点まで戻ってきました。
この下が秋葉街道、そして南側は未調査悪路となっています
いや好んで二度は行かないよというわけでR152を歩き続けますが。


分岐のすぐ南にはカラーコーンがずっと放置されています
既に粉々です。でも何年も確認できるからプラスチックって本当に消化されないねえ
更に奥のA型バリケードの下にも破片があります



まあずっと放置されているので逆に言うとこれ以上は汚れません。
南へ進むと落石がありましたが脇の道の崩れが以前よりは増していました
これも2021と同じ感じですが、奥がぽっかり空洞になっていそうな感じなので追加で崩れるかも。



その後は一瞬開けたり。きれいな石積みだけどそばに電線、割とギリギリを走っておられるのですね
というか現地では鹿がケンケンうるさい。前回小嵐川で見ましたが、別グループが居るのか。
この時期だと動物も元気だねえ


・倒木で引っ張られた電線


森に入ると奥に緑が横切っています。
倒木が電線にかぶさっているのですが前回と比べるとなんと葉っぱが生えました
お前その状態でも枯れてないんか…たくましいやつですが電線に触れていて怖いので慎重にくぐります。


・小溝沢橋

くぐった後には橋があります。
小溝沢橋で、並行する秋葉街道だと未調査悪路の沢渡り②あたり、まだ北部です
ちなみに前々回の下から見上げていたガードレールは2枚めのやつじゃないかなと思います



R152は毎年のことなのですが登るたび荒れてきます。
今日は雨上がりだから尚更だね


・割れた茶器

そんな登り途中に数少ない人工物、割れた茶器が何故か何年前からずっと置いてあります


つづら折りになっており、この上にも置いてあります。
2枚めが丁度その2箇所目へ登った図で、奥の小岩上にあります。


正面を見るとつづら折り2カーブ目。当時のゴミがそのまま遺ったりしている

2本目のカーブは日が差すところですが何故かいつも苔が張っています。
それで鹿あたりが足跡をつけているのが恒例です
ここから先は傾斜がゆるい区間になります。


いつも秋に来ているから当たり前だけど、夏に来ると緑が多いね
少し進むと奥に砂の塊が見え始めてきます。このR152区間のハイライトです


・寸断寸前の崩壊×2



最初は土砂が盛り上がっているだけですが、奥が擁壁ではなく青い土砂なのがお分かりでしょうか。


道が2連続で路肩崩落しています。
手前の方は2017からずっとだったのですが、2020で奥の崩れが増えました


まずは以前からある方。ここは割とギリギリで持っている
左の落ち葉溜まりは側溝なのであと少しです。とはいえまだ自転車をぎりぎり転がせる程度です



奥の2020から増えた新しい崩れです。ほんの少し奥が追加で崩れましたが先程よりは幅に余裕があります
どうなるかは未知数ですので今回も通れたので良し、ということにしておきます。


崩れからは一瞬開けますが、すぐにまた森の中へ。
光の差す所は基本的に路面が良くなります


・洗い越し①
青い土で盛り上がっています。そしてその奥が洗い越しになっているんですがひどい絵面だ
確かに歩きにくくはあるんですが何年もこうなので今回急にこうなったわけではありません


定期的にA型バリケードがあるんですが何がしたくて立っていたのだろうか。


・路盤崩落&洗い越し②



いつの間にかこの区間でも後半戦ですが、ぐっちゃぐちゃです。
というかあまり見覚えがないレベルのグッチャグチャだな?


と思ったらいよいよ路盤の崩落が見過ごせないレベルになっていました
2021で結構大きく崩れていたんですが、今回は更に崩れたと思います。
少なくともこの木が落ちたのはニュースだ。ついに路盤部分全部落ちちゃったか


2021、2020。
目安として丁度よかった木がこの時はまだ両端架かっていたわけです


2019,2018,2017。
昔は路盤が落ちていただけだったのが2019あたりで穴が空き、どんどん拡大しているわけです



その後には洗い越し2つめ。
まさに酷道らしいというか昔の道ならではと言うか。


崩落部分を遠目に眺めながら。ずいぶん穴がデカくなったなあ…


その後は水浸しのでろでろ道を登っていきます
擁壁が派手に割れたりしていますがこれは特に何年経っても変化ありません


・秋葉街道未調査悪路下り口

そうして歩いているとたどり着きました。未調査悪路への下り口へ戻ってきました
下り口の地点を撮影し忘れていたのですが、コレで繋げられました
地理院地図だともっと下り口は東にあるので木地屋跡をショートカットしている感じ
現在の未調査悪路は変なルートですが、見どころを省略されるのはもにょるので妥協で選べる感じかな…


さて、合流したのであとはその②の逆走です
逆から見た景色を詳しく解説してどうなる?というわけであとはすっ飛ばしていきます
 
なわけでつづら折りも越え落石跡を越えまして


ゲートを通って

R152おにぎりを見直して

最後の洗い越しを越えたら


熊伏山の登山口ですので


階段から穴を見て沢渡りしながら登って


回避ルートとつづら折りを越えたら良い眺め。
(地理院地図ではここを左(東)に抜ける道筋になっている)


小屋では休まず

木の板を歩きながら砂防の様子を見ながら登って


闇だった長野県側から抜けて…


青崩峠に帰ってきました!
いやあ、なんだかんだ青崩峠の途中往復だけで丸3時間位きました。
端点まで行っていたら4時間以上のガッツリなハイキングができそうです

しかし梅雨時期の山歩きは本当に大変ですが、それでもこの峠で得るものは多く、
来てよかったと思っています
あとは…はしゃいだお片付けをしなくてはいけません。さっさと車に戻ります。






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