2023年6月19日月曜日

ロングテストライド 延々走り松川町まで

中華たふさ君がようやく完成になりました。
結果だけ見れば、付いている部品代は30万もかかっていない6.8kgのフル油圧ディスクロードです
11速ですがチューブレスタイヤにエアロ重視パーツ群でいい感じにまとまったな!

最初にフレーム記事を上げたのが2022/4/9なので、なんと1年1ヶ月以上も苦戦していたことになります。
(下の画像の撮影日は2023/5/24)
中華フレーム&内装ルーティング&ディスクブレーキの順にトリプルで苦戦したのがキツかったですね
フレームの各所精度の悪さとパーツ不足→ワイヤーの引っ掛かりに気付くのが遅れ四苦八苦
→紐油圧ディスクの意外なほどの性能の低さに悪戦苦闘で合間にトラブルを解消していた感じ。
それでもまあ、この形なら長距離走っても大丈夫でしょう。2度めのブリーディングも完了
というわけで出かけてきます


今回のルートです
治部坂峠を越えるまではシングルスピードのルートをなぞってみて、飯田へ行くまではまあよし
ただそこから県道15号を走っていたはずが広域農道に入っていて、
その辺りでポジションの悪さなんかで乗り手の腰回りと膝が死んでしまい終りとなりました
あとずっとリアタイヤがシーラント吹いていたので、このタイヤはダメです。



最初は矢作川沿いに走ります。
ポジションはそんな違和感なく、クランクもそこそこ剛性感を持つようになった
あと、久し振りのSTIは握りやすくて快適です。
画像は豊田南部野見町にある鵜の首橋
ニュースでケンカ橋なんて呼ばれているのを初めて知った生来の岡崎市民。
まあ確かに1台しか車通れないしよく離合でここに車溜まったりしているけど


割と快速で旧三河広瀬駅まで来ました。
水分補給をするのですがふと見たらリアタイヤ周りが白い液体でベットリ。
シーラントを吹いていて、今は塞がっているように見えます。
空気圧は5気圧以上ありそう(携帯ポンプで入れられない程度)なので、
一応様子見で走ることにします。


東岸の県道355号で豊田市月原辺りの県道33号との交差。
このまま...と思いましたが、通行止め
大雨・災害発生ということはまた崖崩れたんだね。
ここの区間の355号は離合困難な山沿いなので、よくあることです
阿摺ダムの登りが苦手だったので、ここまで東岸で来られれば十分です。


その後は2車線で安定した県道11号で笹戸→小渡で休憩→登って矢作第二ダム。
笹戸からの兜橋と小渡から先の県道356号が登りテストですが、
車体が軽いのでギアはやはり34-28Tに近いくらいの44-36T(1.22)で充分そうです


矢作第二ダムまで来てしまうとあとはそこまで大きな登りはなくなり、勢いで第一ダムまで登れます
それでも細い上りがめっちゃ多くて数値以上に疲れるんだけどね。
曇りで適温という前提ならば、R153の方が良いかもとすら思えます


矢作ダム湖。優に50kmは走っているもののここで結構アップダウンが多い湖道区間
何より小渡ファミマからの30kmは全くコンビニというか店も自販機すらなく、
淡々と上り下りを繰り返すので大分だるい区間です。


そんな26kmくらいの区間の終わりでR257と合流。標高は第1ダムからずっと330m前後
押川大滝を眺めるのが定番となりつつあります


60km走った辺りで岐阜県に入ります
この区間のR257は登るけど快適といった感じで、
もう一つの喫茶マウンテン!?とかネタを撮る余裕があります(恵那市消防団上矢作分団第2部の隣)。


押川大滝から7kmくらい、標高420mくらいまで登ってR418へ。
今回は現道というか新道は出来とらんかったからな!
キングオブ酷道と評されるR418ですが、単独でも武平付近や平岡駅以北など、マトモな区間が結構あります。
ただ今回の上矢作~平谷の区間は割と残念な方です。


上矢作町中心部。はい狭い
少なくとも岐阜県内はずっとこんな感じです。但し達原渓谷まで坂は緩やかです


狭い道ですが不動滝を眺める余裕があるくらいには車通りも少ないです。


達原渓谷も4~5%の登りがメインで、なるべくペースを落とさず走りたい所。
とはいえリアルだと75km以上走りながら休憩という休憩は小渡ファミマくらいだったので一旦お休み


この区間のR418は青看だけが豪華なので道のショボさとのギャップが出て面白いです。
達原渓谷を抜けた辺りのヘアピンが12~14%で一気に登り、その後は達原トンネルで延々6~7%。
シングルスピードで「きっつぅ…」となっていた区間ですが、
別に11速あって更に軽いロードバイクでも普通にきついですね。


達原トンネルから先は登りがやや落ち着き、福寿の清水へ。
水が冷たくて気持ちいいねえ!


福寿の清水の先からが長野県になります。
標高も800mを越えていて、大分登ってきた感じです


後ろ向きに撮った図だけど、この青看の建て方ってもう拡幅完全に諦めているよね。


こっちはあんまり諦めていない。


そんなこんなで県境から4kmくらいでR153に合流
標高900mになっているので地味によく登っていて、残り滓の体力を持っていかれる区間
感応式なので頑張って反応…あ、正面ジムニーいるから大丈夫だ。


道の駅信州平谷。走行は90kmを超えかつ獲得標高も細かいアップダウンのせいで1000m以上なので純粋にしんどい
R153で伊勢神峠(トンネル)→水別峠→地蔵峠→赤坂峠と越えてくるのとどっちがマシなんかなあ…距離は7km短い
ここではごはんとしまして、天ぷらそばを頂きました。
受付のお兄ちゃんが謎に凄いイケボで、人材のミスマッチという単語が真っ先に思い浮かびました。


さて道の駅から先は安心安全山の大国道R153ですので、車が多いだけで平和に登れます
前回は旧道で落ち葉道でギャーギャー行っていましたが、今回は変速機あるし正攻法で行きます


これは5月末ですが、高嶺への林道が道路崩落で通行止めになっていました
崩れ具合にもよりますが路肩を直すのは数ヶ月かかるイメージなので、しばらくは登れないかも。


傾斜は大体6~8%。やはり旧道より圧倒的に短距離なのでサクサク登る
登坂車線をのんびり登ったり交互通行区間を気合い入れてダッシュしたりして、
柳川橋から矢作川源流(平谷村)を眺めます。
そういえばずっと曇りですが視界は悪くなく、ある意味良いサイクリング曇りと言えるのかもしれません


100kmくらい走って治部坂峠に。
最初の看板は予告みたいなもので、その先のスノーシェッドを越えた先が1187mです
シングルスピードとほぼ同じルートで600g軽く11速のロードバイクで登りましたが、
しんどさは変わらず疲労度が少ないといった感じでした。シングルは気合でなんとかしてたんだな…
前回は帰りましたが今回はもっと先に行ける感じですので、先へ先へと進んでいきます


治部坂峠から先はしばらく快適に下りていきます。
正面に見えるのは恐らく中央アルプス方面かと思います


ココ一帯では数少ない浪合の信号を超えた辺りから再び登りに転じ、飯田までの街道筋最後の峠である寒原峠へ。
今回は登り直しがあると知っていたので余裕の到着ですが、
初見は「最高地点過ぎたじゃん!」ってキレ散らかしていたなあ。
さて、ここからは標識通りの-7%傾斜の下りが延々7.5km続きます
今までは登り性能のテスト(合格点で良い)でしたが、今度は下り性能のテストです
リアタイヤの空気は…まあヨシ!


阿智村に降りてきました。長岳寺の変わった飾り方の鯉のぼりと頂上の★がこの村っぽい
下り性能ですが、ブレーキは満点です。コレに関してはもう油圧最高な
ただハンドルの締めが緩くて段々と下がり続けていたので、途中でネジ締め直しました。
それ位ですが、怖かったわ長い急下りで段々前のめりになるの。


以前走って知っていますがR153の飯田市ってアップルロードまでアップダウンが大きく結構大変。
この辺りからサドルが前過ぎているという弊害が出始め、腰回りに違和感を感じながらの登りなので尚更です。
120km過ぎたあたりでちょっと早めに休みますが、これは結構な黄色信号。


飯田市に入ってからは雲が薄くなってきたので、脇に見える山々がいい感じに見えてきました
飯田IC付近、以前はR153完走が命題だったためにアップルロードへ流れましたが、
今回は北上だけしたいのであえて外してR256からの長野県道15号を走ってみることにします。


県道15号。そこはかとなく旧国道かと思うような整備された第二幹線です
事前調べでなんとなく思ってはいましたが、こっちも別にR153よりアップダウンが少ないなんてことはない
一気に下ったり登ったり、それでも知らない道なので新鮮感はあります


3方向とも県道15号。これは初めてみた
全国各地にこういった全方向同番号はバイパス絡みなどであるみたいです。
ただ、今回はコレを撮って感動している場合ではなく左に曲がるべきでした



というかこのあたりの県道15号の指定がまだらでよくわからないことになっています
鼎切石~白山町~諏訪町の大通りを通っているはずなのに、なんで途切れ途切れなんだろう。


そんなわけで新道の大通りに沿って走っていましたがそのうち自然に県道指定が消えます
座光寺美女だ!(下に元善光寺がある)と面白がっている頃ににはここは伊那南部広域農道に切り替わっています


そんなわけで気づかず入ってしまった伊那南部広域農道。
現地では看板には気付くものの途中で指定が消えるという想定なんかなく、県道15号を走っていると思い続けているし
増えるアップダウンも下調べで結構あるはずだと承知済なので違和感を感じず北上を続けています
景色はきれいだよ!南アルプスをずっと見ながら走っています


農道のフルーツラインですがマークがなかなか揃わず、
こうしたちゃんとした形であったのは確か高森に入ってから。
ちょうどこの辺りからアップダウンが極端になり、流石に県道15号から外れていることを察知しますが時すでに遅し。


限界に達したのは145km程走って松川町に入った辺りの10%登り
ついに股関節が逝きました。ここが死ぬとマトモに登れやしねえのな
あとサドルも若干低かったために膝も傷んでおり歩くだけで精一杯、どうにもこうにもならなくなりました
薬局に寄るも流石に即効性のある対処方法はなく、ここで走行終了決定です。


まあ仮セッティングで145kmと治部坂峠まで越えるなというお話に反論は一切出来ず。
輪行は勿論準備していたので麓の伊那大島駅まで一気に降ります
飯田~伊那の一帯は西高東低の立地なので、ずっとR153の西を走っていたココはずっと丘の上。
それにしたって下りの傾斜すごい勢いだなあ!とは思いましたが、
今回は無事不具合なく降りられたのでオッケー。


伊那大島駅。ここで約150km、自転車旅は終了
獲得標高はバグっていますが多分倍になっているので1770m位でしょう。広域農道の上下ひどすぎい
東の烏帽子岳への鳥倉登山口へのバスがあって登山者休憩所がある
サクサク輪行準備をしてのんびり向かっていたら電車が来て…あっそれ飯田方面やんけ!乗せてー!


なんとか乗れました。しかし、この辺りの飯田線は様子が変です
駅員さんが居た…!
いやホントに、天竜峡から南は中部天竜まで19駅マジで居ねえんだからビックリするんだって。
手ぶらで帰るのも何なので、一旦飯田駅で下車します


15:49、飯田駅。
駅を出てすぐにお土産屋さんがあるということで急いで向かいます
調べたら次の電車15:58なので移動時間抜いたら持ち時間3分くらいしかねえじゃんか!
殆ど見る余裕がありませんでしたがなんとか買うことは出来ました。急いで切符を買いに戻ります
チャリ持っての急ぎ移動は想像以上に大変でしたが、なんとかなりました。


特急伊那路、久々に乗りました。
停車駅のラインナップがあの…ほぼ知っているから言うけど単に秘境駅でない所が停車駅です
温田の前後が両方秘境駅ランクイン勢だったり、他にもそもそも天竜峡~大嵐がランカー揃い
というかそもそもの話、この特急停車駅一覧で有人駅が飯田駅を含めて5つしかない。
特急電車で129kmで2時間33分ってのも豊橋-飯田なら車で162kmの中央道の方が速い場合も。
そんな変わったローカル線ですが、たまにのんびり乗るなら楽しいものでした


たふさ君はなんだかんだずーっとシーラントを吹いていて、
結局フレームはBB~シートチューブ辺りがシーラントと汚れを吸って大変なことに。
とはいえ油とは違うのでそこまでしつこい汚れではなく、普通の洗剤で落ちました
汚れがこびりつきやすくて苦労はしたけど、まあそれよりはタイヤをどうにかしないといけないね…
腰回りは1日で治ったので幸い、という感じでポジション周りの見直しが必要そうだなと判った旅だったのでした。




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