2023年6月22日木曜日

たふさ君テストライド② 県道37号 通行止め回避で旧宮崎街道(明見坂)

ディスクロードのたふさ君。
なんだかんだ紐油圧2つとMTB用→ロード用フル油圧と触ったのでディスブレーキも結構分かる感じになりました
フル油圧ディスクは相変わらずシステム自体が重いのが受け入れづらいですが、ブレーキの効きと安定感は良い。
あと自転車だと正直素体7.5kgで十分感はあるので、この6.8kgクラスなら十二分っていうのはある


そんなわけで所用で出かけるついでにテストライドに出てきました。
黄色の柱といい感じに紛れ込むやんな
西友岡崎店ですがきや食べています
目的は3Fのキャンドゥで、アーレンキーセット忘れたんで急遽調達しました
ポジション周り直さなくてはだしね。


西友からは県道48号で東でいつもの山方面へ向かいます。
天気は雨が降らない曇りで、サイクリングには逆にベスト
あれ、光が丘を降りた先のローソンの様子が…?
このすぐそばで冠水していたから浸水被害にあったのか、それとも改装か閉店か…
最初だとすぐ治ると良いねで済むからいいんだけど


そのまま乙川沿いに。前回から1週間後ですがまだまだ水位が高いまま
モニターしていたカメラは丸岡橋の真ん中辺りにあったコレかな。


丸岡橋の南岸には色んなゴミが流れ着いていました。
やはり更に上流から色々流れてきていたか
雨の強い6/2の昼頃には4.24mだったため、この上段の氾濫危険あたりは最低でも越えていた
のだけど橋の下にめっちゃ木が引っかかっているので結局6m近くまで上がったんだろなあ。
ちなみにニュースで岡崎の大雨を現地から放送していたのは、一本東の新丸岡橋です


さて本日の目的ですが、テストライドですので短距離で近くのかき氷屋さんです
え?仮セッティングで150km近く走った?誰だよそんな馬鹿は

近くと言いましたが一般的には町外れの山の中です
六華亭というかき氷屋さんで、いつでも行列ができています
隣の第2駐車場が空いていなかったりすると県道37号が埋まるほどです。

ただしご飯時なのでやはり行列が結構長め、6月だけど1時間は待ちそうだね?
と思うと先にくらがり渓谷まで登ってから降りて食事、とした方が良さそうです。


そんなわけで岡崎市街から30km弱のくらがり渓谷へ向かって走っていましたが、
樫山を越えた県道377号との交差あたりで通行止めの看板が。
あー成程、乙川流域の片側である男川沿いだから、37号もどこかがやられてしもうたか
男川やなの先の工場らへんか。一旦様子を見に行くことにします


その先の天恩寺の駐車場で定番のかき氷屋台がやっていました。
ここもピークだと結構人が多いですが、今時期は落ち着いています
野外は暑くなってからが本番だよねえ。


男川やな手前あたり。いよいよ先が通行止めだと本格的に雰囲気でわかります
バイクなどは2枚めあたりで引き返していきました。


その先は水遊び場で有名な堰がありましたがそこではなく(水たまりはあった)、
更に奥の工場のほんの手前あたりが工事中でした。
比較するといわばの奥あたりがごっそりと崩れ落ちていて、恐らくそれが道を塞いでいたのだと想像します


アップにすると木が数本切り倒されているのが分かります
泥だけじゃなく木も大分流れていたのかねえ。
もちろん工事の邪魔をする気はないので、この程度で引き返します


700mくらい戻ってきました。
一見するとなんでもない林の中ですが、この左に登る方向に古い街道が残っています
県道37号の大体のルートは宮崎街道に沿っているそうですが、
この区間は開削しており左に登るのが本来のルート、峠は明見坂といって旧宮崎街道の難所だったそうです。
こんな丁度いいところで通行止めになったんだから、行ってみようじゃないのさ!
…ディスクロード担ぎになるけど。


・明見坂(旧宮崎街道)
西の道筋はうねうねしているやつです。さすが旧道というか
明見坂まではかなりの荒れと現道工事があるもののきちんと街道筋になっており、
かつて馬車が通っていたんだろうなと想像できる風景を歩くことが出来ました
ただし東側はなぜか急速に荒れていき、しまいには隣の市道奥明見線と並走しながら道は消えました
どうにかこうにかして降りましたが、普通なら分岐まで引返して北東へ抜けたほうが良いと思います。
ちなみに自転車なしなら消失地点から南に抜けられる筋がありました

・「すぐほんぐう」道標

登り始めてというより、登る目安になる道標。
道側には「すぐほんぐう」と書いてあります…ぐ&うが狭い気が
つまり明見坂を抜ければすぐ本宮山に行けるんだな!
…絶対すぐじゃないよな?


坂下側の表示は「明見坂 登三町」登三町ってどこ…いやこれ1町約109mで3町登るって意味かな?
測ると直線で390m、若干怪しいがまあ多分距離の意味だろう

坂上側は「願主 西尾 須田町」その更に下に書いてあるのは不明だけど西尾須田町は西尾城の南東です
多分いつもの吉良道経由なんだろうな。


旧宮崎街道です
一瞬藪こぎを覚悟しましたがそんなことはなく、すぐ馬が通れそうな幅の道になります。


ホースが通っています。取水している感じではなかったけど
と思ったらどうも明見坂の向こう側に配水場があるらしく、その関係のホースのようだ


最初から結構な坂でしたが、まだまだ登っていきます
ただ倒木とかはどうしてもあるね。


・石積み&旧旧道分岐
いい感じの石積みがありました。古道の跡を感じます
そして後で知ったのですがここを左奥に抜ける道があり、それは旧宮崎街道のさらに旧道だとか。


まだ登ります。いやこれ馬車大分きついだろ、難所と言われていたのも納得です
ちなみにこの辺りから旧街道にワイヤーが張り出されてきます。ケンケンパかな?
というのもこれは真下の現宮崎街道(県道37号)の落石防止ネットを支持するためのワイヤーで、
この地帯は結構続くことになります。


旧宮崎街道の前半ですが、結構堆積物が多いです
というのも木の枝とか腐った太めの木なんかがちょくちょく落ちている歩きにくさ。
あとワイヤーね。でも登りなら眼前に見えるので楽かな。下りは要注意だろう


落石もありました。ワイヤーに色んな物が落ちているおかげで今のところ自転車は担ぎっぱなし
それでも登りは結構落ち着いてきました。岩を頑張って削り取った感のある古道は面白いです


大きく左(東)にカーブすると現道から離れるため、ワイヤー地帯はおしまいになります
ただ道幅が広くなるかというとそんなことはなく、倒木多し
ど真ん中に木が生えていて邪魔だったりもする。自転車が山側に通せない
仕方ないので自転車は担ぎながら谷側に避けていきます。


ただ倒木を2箇所超えると細道区間も終わり、切通しが見えてきます
おーいい景色になってきたな!
ちなみにこの右に石碑があるんですが見逃しています


その後は本格的に峠になります。左側の岩が独特の文様で良き良き
それでも最後の峠付近だけが変に傾斜が急でした。泥が溜まってしまったのか、前後が削れたのか。


・明見坂
ここが最高地点、明見坂です。
ここだけ独特の狭さで山感ありますが、周囲が色々と石積みがあって道だったことは感じられる
ただ、以前調べていたときに石碑があったはずなんですが見ていません。
というわけで、自転車はココに置いて一旦戻って探してみます


・宮崎街道の碑
戻って降りたらまっすぐ奥に見つけました。明治25年(1892年)に置かれたそうです
色々と漢字が書かれているけど古語は苦手なんで額田郡東北くらいで読むのはやめておきました
それでもココまで立派な碑が置かれるあたり、当時は重要な街道だったのが伺えます。


石積を見ながら明見坂頂上へ再び。
歩きは500mで+60m上に着いています、ってこれじゃ登3町じゃなくて4町強になってんな
しかし130年前の古道にしては割と色々と跡が残っているので独特な雰囲気で楽しい道です。


明見坂の下りです。
石積みが右(南)側に積まれており、馬車の通行などを考慮すると雨などで削られた方が濃厚か?


振り返って見てみます
ここまでしっかりとした街道だったのに峠だけ人一人しか通れないというのはやはり変なような。


と思いましたが、降りると土から抜け出した形で石積みが見えてきたので、
やはり土砂が溜まっている説のほうが有力ですね。
頂上の急な斜面の下は、なにか埋まっているかも


・北東へ抜ける分岐
明見坂を降り始めますが、雰囲気が西側とは全く異なります
なんというか街道らしさは全く無く、ただの野道なんですけど。
ちなみにこの辺りから左(北)方面に抜ける道がありましたが、草が多く急だったのでやめておきました


下草は誰かが刈ってくれています。それはとても有り難い
でも石積みなんかは全く無く、一応道幅はあるけど「さっきまでの旧街道は?」となります
ちなみに下(北)に川が見えますが奥明見川で、市道奥明見線も沿っています。


木も切られているけどこれは前半とは完全に違う道だなあ。
とか思っていると道がどんどん狭くなってきました


いよいよがけ崩れの跡のような区間になってきました。
もはや街道とか言っている場合ではなく、というかこれ粘土質で沈む!
足が沈む前に前に抜け出して突破しました。


その次は半分崩落しています。
人一人なら問題ないけど今ディスクロード担いどるねん
葉っぱがやや邪魔でしたが重心を山側に寄せるのを意識すればコレもまあ。


・道筋消失
そしてすぐ先で行き止まりました。
眼科にはT字の交差点がありまして2方向が崖になっている(ただし門の方はバイクの練習場)
えっとあの旧宮崎街道は??
ここから右(南)に高巻き気味に様子を見に行くと一応歩ける筋はありましたが、
それは人一人分すらギリギリの幅の獣道で、自転車はまず通るスペースがありませんでした
さあどうすべか…


というわけで(どうにかして)降りてきました。上画像の正面(真東)の崖下です
高巻きが無理なら下向きに、自転車が通せる程度に木を払ったら正面の木をくぐってから崖をジグザグに降りる。
先程から見ていたとおり高さはせいぜい4m程度だったので、
最悪滑って落ちれば良いと割り切って降りてきた形でした。
結果はミラーが外れた程度ですぐに回収できました
ディスクが歪むかもと思うレベルでキツい降り方になってしまいましたが、たふさ君は無事でした


振り返って北方面のゲートです。
ゲートの柱にはトライアル練習場とあって日本オートバイなんとかの管理場
つまり私道ですのですぐ行き止まりで、ここはあくまで市道奥明見線です


市道奥明見線を下りますが、この辺りは村というよりは雰囲気的には別荘っぽい
それでも工事区間を回避してマトモな道を走れるようになって何よりです。二度と使わんがな


少し下った頃、階段を発見しました。
ちょうど先程の道筋消失地点から試しに高巻きした獣道と方向はあっています
これワンチャン旧宮崎街道…いや、馬登れねえだろ
というわけで、恐らく旧街道は市道奥明見線に削り取られた線が濃厚です。


市道は短く、割りとすぐに県道37号に出てこれました。
これにて旧宮崎街道(明見坂)越えは終了
Tシャツがデロデロになってしもうただ。主因はもちろん道筋消失からの下り
ちなみにテンション上がって無理矢理越えてしまいましたが、これかき氷食いに戻れねえな…


仕方ないので割り切ってそのまま県道37号を走るとすぐに石碑がありました。
本宮…道是行程?本宮への道だよという意味か
つまり宮崎街道ということで、これは昔からある街道筋に合流したと捉えて良さそうです
ちょうど田代の集落あたりなので、普通にありそうな話です。


この先通行止めの看板がありました。いや頑張ったら通ってこれたけどね
もうココまで来たらくらがり渓谷まで進んでしまう方が良さそうです。


そんなわけでさっくり登ってくらがり渓谷に到着。6.8kg台ならココまでは苦にならない
駐車場有料は初夏からのお話。


上では以前閉店していた豚丼屋さん含めたお店が軽食中心で再開していました
以前は店主のこだわりしか置いていない「ココでやる意味ある?」みたいなお店でしたが、
休業してなにか分かったのか駄菓子やキャンプ用品中心の、それなり観光地仕様のお店になっていました。


ラムネが売っていて懐かしかったので久しぶりに飲みました。
喉越しが本当に良かったり、終盤のビー玉が邪魔だったり
いやぁ、夏を感じますなあ…

さて本来の目的はここで帰りにかき氷屋さんに行こうとしていましたが、
諸事情により(明見坂)それは難しくなってしまいました。
いっそここまで来たらむしろ田原坂のタイムを測ってみるか、と思ったので更に県道37号を登っていきます



さっくり登ってきましたのは標高550m程の田原坂頂上、本宮山スカイラインとの交点。
実は恵那山登山から少しずつ低酸素トレーニングをしていまして、
そのせいか息が持ちやすかったので登りが苦労しなかった気がします。


まさに紆余曲折といった感じですが、道の駅つくで手作り村まで登ってきました。
標高は若干降りて500mちょい
くらがり渓谷からここまでのタイムは何故かつぶやき君と同じ28分。
まあ物落として拾うのに手こずっていたから…いややっぱりつぶやき君の時何が起きていたんだ?


ここまで来たら北にR301で標高607mまで→切山で県道35号へ向かういつものコースです
R301は田原までは高原から西に延々とゆるく登る道で、途中にカフェがあるらしいのが気になる所です


切山町まで登って降りて県道35号を登り直したら標高577m、あとはずっと下り一遍。
傾斜-10~-5%で緩いカーブを繰り返すので基本的に快速、ただし道はちょくちょく細いので要離合注意。


R473を横切ったら標高は200mしかないので後半戦はほぼ平ら。
この日は土曜日なのでこのバス停で!
いや桜形行き、久しぶりに見たらこれはもう無いのとほぼ同じなのでは?
と思ったら循環コミュニティバスがありました。1日2本だけどまあ無いよりは…
ってこれ須渕から県道335号経由R473を北に降りて桜型経由で循環するコースか。大変だなあ


鍛埜辺りを降りる光景は結構絵になるなあって思っている所です。


その先の川沿いで野生動物を発見。結構凛々しい姿でどこかを眺めておる
Googleレンズはカワウと言っていました


そうして県道35号を降りきったら県道37号と合流するので行きの道と合流します
つまり…かき氷屋さんに寄れるぞ!というわけで再訪しました。
時間はうまく外したので行列はすべて掃けており、むしろ空席そこそこといった感じでした
ピークは4時間以上待つこともあったり16時には売り切れたりするので運も時期も大分良い


かき氷はいちごミルクラテだったはず。
記入式で注文して、価格帯は\1200~
いやでっか!!
さすがに別府で食べたしろくま程のインパクトはないですが、美味しそうででかいのは嬉しいです。


まずいちごが大量で上の方は無心で頬張れます
ブルーベリーなソースもあったけどあったら味変になるなってくらい。
食べ進めるとバニラアイスが入っていて飽きない(アイス抜きも選べる)
そして底の方にミルクが混ざっているので最後まで飽きずに食べられました
いや、これは行列できるわけだわ。他にも色々食べたくなってしまいました。


あとはのんびり流して家に。結局90km位走っていたかなあ
テストのつもりが結局どの自転車も担ぎからは逃れられないんだなって
ちなみにフロントホイールが傷ついていたのでコーティングして放っておいています。


あとは気になっていたのでリアホイールのバランシングをしていました。

ホイールは円状に均等な重さでタイヤゴムが外周に巻かれていますが、バルブが1箇所重い
そのせいでアンバランスなため回して遠心力がかかるとグワングワンしてしまうのですが、
反対側に集中して100均の反射バーを装着することでバランスを取りました

いうてまだ少し揺れるので本気でフレ無しを目指すなら要改善なのですが、
そもそもこの遠心力でなにか困ったことはないので、自己満足でここまでとしたのでした

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