2022年4月21日木曜日

鳳来湖散策 ③県道424号南側端点(収穫中)【終】

 さて新城は県道424号で鳳来湖を設楽町へ抜け、宇連廃村まで見て分岐まで戻ってきました
県道424号は2ケ所分岐していまして、
こちらに近い方にあるのが県道32号、田代橋の南にある峠です
かわぶち峠と言うそうな。

しかしここが今回一番の変化点、Googlemapで見たら峠付近が禿山になっています



ちなみにGoogleMapのルートは明らかにおかしいので比較図を載せておきます。
本当のルートももう少しつづら折りの繰り返しと言いたいんですが、明らか変な山を登っている
県道429号の件も含め山ではGoogleMapなんか使うくらいならApple地図を使った方がマシです。
ちなみに地理院地図のルートは計画道路の跡があるらしく、これはこれで。
本来はトンネルでも通すつもりだったということにします
今回はこの南側の禿山が見れたら良いなあという感じで走っていきます

宇連廃村の道、林道宇連線が荒れていたことを示す一つ。
林道出たてのタイヤの葉っぱのくっつき方すごいなあ

北にある端点を目指し、その①で下ってきた県道424号の現道を登ります。
やっぱり7%くらいあってシングルではのろのろと登る
現川合橋を抜けて少ししたら段々とゆるくなってきました



む、伐採中のバリケードが。
あまり車を止める機は感じられないものの、やはり峠付近をやっているのか


その後の通行止め2回攻撃。1回目は裏向きだが2回目はやはりしっかり
その①で旧道入りたての通行止め標識で警告していた、
「1.5km先通行止め」の地点がこのあたりになります。

この先は9%の標識どおり急な坂になりまして、通行止め。
…開いてる?いや、開いているのは一番やばい。これはマジに作業中です
案の定遠くから重機の音がかすかに聞こえます。
さすがに伐採中の現場を横切って無事で済む自信はねえなあ…
というわけで、大人しく帰ることにしました。



ちなみに、これでも2年前より結構伐採されていたりします。
比較すると遠くの山が見えるのがまずおかしいってなる…
やはりだけど、ストリートビューより更に伐採が進んでいるね
ダートジャンプ台みたいな変な溝はきちんと埋めて整備されたダートになっていました。
ちなみに工事看板は2年前のまんまでした…2020年1月14日に終わっているはずの工事です



土日に来たのにまさかの収穫中(果実:杉)で帰らざるを得なくなるとは。
県道とは?
あの状況は仕方ないので下っていきます。道はそこそこ整っているので快適に走れました


鳳来湖キャンプ場まで戻りました。
そのまま南へ鳳来湖へ帰るのも何なので、東のしゃくなげの里方面へ向かってみます
障子岩岩脈というのもあるらしいが、岩がそんな近くにあるわけもないだろうな。


道自体は普通に走れるというか県道424号と大差ありませんでした。


まだ鳳来湖と言っていい所を橋で渡ります。北端はすっかり枯れているなあ
ちなみに橋の西側から北へ分岐するダートの道で障子岩岩脈へ行けたようです



後半は4~5%かという坂を登りながらのシャクナゲの里でした。
岡崎市が管理している教育林とのことでしたが、
施設は休業中、遊歩道は立入禁止とやる気が見えません。
ちなみに地図は右下の灰色をこの道路とした南側一帯を見ているようです
なのでキャンプ上の真東、沢の端点くらいまでは歩けるのかな。




更に奥に行ってみましたが、割と急に登った後にすぐ遊歩道に変わりました
舗装は続いていますが今日は明神山に登りに来たわけではないので帰ります。
帰りにもう一本登り口を見つけましたが、急斜面にぷらんとロープが垂れ下がっているだけ…
コレ自体は悪くないのだけど、登り口でコレというのは上の環境は推して知るべし。


そんなわけで鳳来湖に帰ってきました。今日は全体的に南西風なので若干アゲインスト
前回は北上一本だったのでわかりませんでしたが、
宇連ダム管理所に北向きヘキサあったんだね。



あとはファミマで補給食を食べたら帰ります。
まー獲得標高がそろそろ1000mって辺りだとヘトヘトになっちまう
ただ、早く帰るなら帰るで見たいところはありました。
県道439号の三河大野周辺の区間です。前回走りそびれていたのです


ガソリンスタンド沿いに入っていくのがどうも県道439号らしい。
どの地図でも県道として描かれていませんが、
この先大野交差点にはR151と独立して県道439号のルートが有ることになっています


まさに旧道の趣です。かつての街道感
最初は曲がり角に全く気づかず通り過ぎました



鳳来館という珈琲屋さんが目印です。建物の古さが凄いと思ったら大正時代の元銀行なんか
ここから西に行くと大野交差点で、現R151/県道439号と合流しました


なぜか指しているヘキサの標識。
南の旧明治橋が撤去されるまでは確かにこちらへ行くのが街道筋だが…
結局県道らしさはなにもなかったし、相変わらず謎の区間でした。


あとは獲得標高少なめに済むR151でノロノロ帰る。
長篠城に寄り道して休憩したり



建物は資料館。なので建物はなく跡しかない
ただし城らしさはしっかり残っていました。
2枚めはここ一帯で一番高い城藪稲荷跡からのお堀



かつての長篠合戦のエピソードが色々と載っていました
まあ主戦場は県道438号近辺の設楽原なのだが、結構色々情報があるので地味に面白いです



鳥居強右衛門の果ての跡。捕まりに来たわけではない彼なのだが強烈なお話だ
雁峰林道を走ると嫌が応にも色々と知ることができるエピソードです
江戸時代に作られたエピソードだという説もありますが、
実在したほうが面白いので信じておくことにします


最後に不忍の滝を見て一周完了。
見て楽しいものはないが知って楽しい所でした
あとは変わらずR151とR1で帰ったのでした。なぜ奈良天理ラーメンの店は休みだったんだ…




というわけで久しぶりに鳳来湖へ足を運んだ165kmの旅でした。
峠付近の様子が不明なのは残念でしたが、
それでも県道424号旧道がきちんと旧道していたのを知れたのはとても楽しかったです
またどこかで花丸峠方面も散策したいがいつになるかなあというわけで終わり

2022年4月20日水曜日

鳳来湖散策 ②潰れた(物理)宇連廃村

県道424号の旧道を歩いた後です。
まさかの同名旧橋が揃っているとは思わず面白い道を歩けました
 
今回はこれと後は424号を北に行ければ十分でしたが、やはり宇連廃村は見ることにしました
建物全部潰れたとの話ですが、一応自身の目で確認しに行くことにします


ちなみに2年前よりしれっと看板が増えている…というか、倒れていたものが直されています
前来た時はこんな感じでした。倒れていたのが恐らく黄色い看板ですね
ちなみに通り抜けできないのは本当ですが車で走れないような落石はありません


宇連廃村までは10%かと思うような傾斜でガツガツ登っていたはずです。
ただし今回は最初から道が荒れているのを知っているので自転車は置いてきました
ちなみに右下のガードレール、こんなにずり落ちていたっけ…


曲がり終えたら宇連小学校への分岐になる、一番大きなヘアピンの手前辺り。
のんびり登っていると前回は見つけられなかった廃屋を見つけました。
川向うにあるんですよ。石積が急に増えたのも良い証拠です


建物は思いっきし潰れていたけどな…!
そりゃ初見は見逃すはずだよ。


別角度で。この一段上にも建物らしきものはあったけれど同様に潰れていたので不明
橋もなく川岸は急、潰れているならわざわざ行く意味もないので遠目に見て終了しました
多分この先のヘアピンの辺りから手前の沢に降り、
岩沿いにもう一つの沢を渡ると行けるとは思います。
靴濡れと岩滑りは不可避だけど、唯一行けそうだと思ったのはそれでした

潰れた建物を対岸に眺めたら廃車の跡が。マットからしてスズキの軽トラだねえ


竣工記念の碑がありました。林道宇連線だそうです
コレを見ながらヘアピンを曲がると神田小学校宇連分校と諏訪神社との分岐になります

2年前から。登ってきたばかりの図です
まずは気になっている小学校跡の方から見に行きます。方角でいうと南です

 

登る途中にある小屋というか避難所というか。
青い板は元はひさしのような感じで入り口が裏にあるらしい
一応仮設トイレもありますが特に変わらない使ってなさそう感
水場として使っていたのかな?という感じの跡もありました



小屋からすぐにT字路に突き当たりまして、林道の看板のない下りの左(東)に。
ああなんか潰れてる建物が見えるねえ…



…ってもっと手前で潰れてるんかい。
こちら側に潰れたので木が一本巻き添えになって斜めになっています


違う角度から。綺麗に倒れたなあ
しかし逆に奥の建物が奥に倒れているのは少し変に感じるところではある



一旦東奥に出て回り込んでみます。良い校庭だったろうな


以前の記憶を元に、対比のできそうな所で撮ってみました。
2020/5

2022/4

これ…もしや前から倒れかかっていた倒木から棟木が腐ったのかな?
そんな感じで真ん中から倒れたとしたら納得できる崩壊の仕方です。



坂上の方は普通に前々からの傾きが限界を超えた感じ。
まあ傾いているときには怖くて見られなかった建物裏の石組が見れたのを収穫として、
サクッと帰りましょう。
こんな感じで、元小学校は見事に倒壊して跡となっていたのでした


2年前より大分道が崩壊している坂を戻ったら諏訪神社にも行きたくなるので降りずに直進
神社手前に廃屋がありますが中に入る趣味は全く無いので通過します。
見た感じまだ大丈夫そうだったよ。獣獲りの罠があるのはここの右裏


廃屋までが割と歩き、そこからは少し登ると諏訪神社です。
御頭天皇という、恐らく牛頭天王という八坂神社の主神様の書き違いの碑がまず目に入ります


そこから川を渡ると諏訪神社の鳥居です
欠け具合は以前と変わっていませんでした


奥の社も様子変わらず…神社で変わらないのは変だな
やっぱ放棄されてはいなくて、きちんと誰かに手入れされていると思うよ。


斜め横から。右にあるのは秋葉神社の分社だっけか
やはり紙垂が新しいです。近いうちに交換してくれているらしい

あとは林道宇連線を歩いて自転車を回収。
ここまで荒れていると自転車で走っても気を使うだけだからね



という訳で帰ってきました。車や虫取りの人はいつの間にか帰っていた
いやあ昔は色々ネタにされていたものがほとんど潰れていた形だね。
西側が無事なのは幸い。神社は持ってくれると良いなあ
というわけで、あとは県道424号の北の様子を見たら帰ることにします。