自分的には少し早いけど、この時がやってきました
日帰りシリーズ、富士山です。
急に登山を始めたのはこれをやりたかったまであるので、しっかり睡眠時間をずらしての0:30出発です
ただ雨がずっと降っているので、新東名の制限速度が袋井あたりからずっとかかっていてのんびり
沼津SA到着タイムは2:35くらい。コンビニしか空いていないと思ったらうどん屋さんが空いていました
今回は吉田ルートのため、山梨県側まで回り込みます。理由は後述
もう東京に手が伸びない?って感じの遠さになるので時間かかりますなあ
新御殿場からバイパス乗るくらいでほぼ高速では行けます
それでこの日に富士山のわざわざ吉田ルートにした理由ですが、
まず有名高山の常として富士山にも木曽駒ヶ岳と同じくマイカー規制があるのですが、その日程が理由です
こちらで案内されていますが、開山日とマイカー規制開始日が肝です
富士宮口:規制7/10~ 開山日7/10~
須走口 :規制7/14~ 開山日7/10~
吉田口 :規制7/14~ 開山日7/1~
そう、吉田口だけ7月頭に開いているにも関わらずマイカー規制はされていないのです
(須走口もズレてはいるが)
そして私的に予定がどこも詰まっている7月、空いているのは7/1~2
天気予報は1日雨で2日晴れのため、7/2一杯を利用しての登山となりました。
ちなみに日帰り山は非常に危険と富士山関連のHPではどこを見ても言われています。
正直自分も往復500kmのドライブを含めたため、日程的にはだいぶキツめでした
まあ何を警告されてもうるせーこちとらきっちり想定して高低差1500m級を日帰り2本登ってきとるんじゃ
って感じで言い返せる人以外はやめといたほうが良いのかもしれません。
・富士山 吉田ルート
日本最高標高にして登山の最大手、とにかく宿とお店が多い!
風景を楽しみながら歩くのが登山の楽しみの一つですが、
富士山に関してはその風景の多くをお宿とそのアクセス路が占めます。
これはこれで独特で良いのですが、これを通常と捉えられると困る道ですなあ。
登山時間自体はそう長くないのですが、愛知県民にとってはアクセスが遠いせいで日帰りはギリギリの時間でした。
そんなわけで4時にスバルライン五合目を目指してうまいことスカイラインを走るまでは良かったものの、
開山2日目にして既に2km以上手前の御庭入口駐車場で停められる。
まあ、どうせ5時まで高度適応する予定だったので良いんですが、
手袋・首巻き・日焼け止めをセットで忘れたことが発覚してそっちのほうがつらい
気温は10°くらいはありそうでそのまま行けそうなのでそのまま出発はします。
予定していなかった五合までの歩き。
仕方ないのでわざとマスク着けて低酸素トレーニングしながら適応を狙います
スノーシェッドと言うかロックシェッドが多いですね
朝焼けの景色。
基本山梨県側なので、河口湖・西湖・本栖湖とその山々です
前日は雨でしたがすっかり止んでいてガスってはおらず曇り
早朝でも富士山が見える程度には晴れに向かっていました。
・富士スバルライン五合目
駐車場から2.5km位、4:37スバルライン五合目に着。
予定より37分遅れたことになるが元から5時発なので吸収可
ここは普通に富士スバルラインの終点で観光地化されており、飲み食い土産まで困りません
人もここでガッと増えにぎやかで、富士山登山のメジャーさを実感させられます
ちなみに無料トイレがこの下で最後なのでお世話になっておきます。
時間つぶしのついでに富士山小御嶽神社にお参りしておきます
右は今日の日付が書かれるはずなんだけど朝早すぎて空白になっていますが2023年7月2日です
以前ここまで来たことはあるのですが、かなり新しくなっていました
ひとまずお参りです。
あとはお店を見たり準備運動をしていたら5時になりました
外人がこぞって色々買ってるのはおもしろい、あと木の杖みんな買ってるのも
こっちは普通に以前のストックで登るので不要でして、さあ出発。
標高は2308m、1468m上の頂上まで行きますか!
入山料がいるよというお話は聞いていましたのでゲートに思いっきり改札のようにあるかと思いきや、
脇にひっそりと寄付の形で声がけがされていました。
それでもほとんどの人はきっちり寄って納付していて、軽く行列になっていたりも
自分も納めて色々と頂きました。
ちなみにこのガイドブック、山初心者必読かと思うくらい登山知識の説明が丁寧ですがここに来る人には今更かもなあ。
いや、ここで「そーなのかー」とか言っちゃう人を止める目安にできるのか…?
5:04、少し歩いて登山口に。
もはや登山口と言うよりはハイキングコース、でもメジャールートの入口は大体こんな感じです
ちなみに五合目駐車場からは山梨県道702号線、富士精進線となっています。
改めて警告があります。寝ないで登る弾丸登山は…やめようね!
自分は6時間睡眠を取っているので対象外です。
流石にコレは珍しい、外来種排除のための靴の泥落としがありました。
今の靴は恵那山・木曽駒ヶ岳しか使っていないんですが、一応やっておきました
富士山登山スタート。
とはいっても最初はほぼ山沿いに東に歩くだけなので標高は大して変わらない
むしろ若干下っていたりもする。
景色は序盤としては良い区間で、外人の人が何箇所かで記念撮影していました
泉ヶ滝・河口湖ルート分岐
5:14、1kmほど歩いた後。細道の登りとの分岐があります
細道の方が吉田口の登山道で、なにか崩れたのか土嚢がめっちゃ道を塞いでいる
標高は下がっていて2290m程、ここからが登山道の実質的な始まり
実際、山梨県道701号線富士吉田線はここで合流していると思います。
地理院地図では佐藤小屋を通るルートですが、途中ブル道を指定しているので恐らく間違いです。
ちなみに泉ヶ滝は土嚢の裏にあるのですが(写真は帰りに寄ったもの)
水は流れていたものの、碑は埋まっている状態でした。
ここからはやや急めな坂が断続的にやってきます
石畳みたいな区間もあったり。
人の流れに沿っていけば基本正解、登りやすい区間ですがペース管理が大事なのでゆっくり目に登ります
すっかり朝日は昇った後です。
区間としては終盤の辺りでロックシェッドを通りました。
いや、すごい大規模に登山道を整備してくれているなあ
北西方面は南アルプスをかすめながら八ヶ岳連峰が見えているかも。
上はまだまだ遠い感じです
・安全指導センター
5:28、先程の分岐から1kmほど歩いた先。標高は2400mほどでさっそく森林限界に
建物があってヘルメットの無料貸し出しをやっていました。こんな朝早くからご苦労さまです
トイレもありますが、登山道では全て有料です。
・吉田口六合目
安全指導センターの先にあるのが吉田口六合目。
景色は随一の良さで、再び山頂方面を眺められます。記念撮影で留まる人も一杯
ここで正式な吉田口登山道と合流しますので、
ここから先は信仰の道となって地道に延々と登る道となっていきます。
ここから始まるは延々と続くつづら折り。
狭さも相まって人は大変多くなるが、吉田口登山道をずっと歩いている人にとっては人数的に我々のせい
すっかり登った朝日がそろそろ仕事をし始め、この辺りで暑くなってきたので長袖1枚になっています
吉田口登山道、残りこれだけの図。
5:40頃、このあたりで太陽がようやく雲を抜けてご来光といった感じでした
朝ですなぁー!
引き続き登ります。足元は相変わらず登りやすい柔らかダート
音楽かけながら歩く人が居たり、走ったかと思えば座り込む人が居たり
外人の山の登り方は色々で面白いです
ペースは定まっていないので抜いたり抜かれたりする。
なんかゴツい所を登りだしたな、と思うと何やら建物が見えてきます。
・七合目 花小屋
6:08、標高は2697mで3.2kmほど歩いたあたり。ちょうど1時間ちょいで+標高389m
さて富士山吉田ルートは登山客が多いのもあって登山宿も異様に沢山あります
ここはその一番最初、花小屋さんでした
まだ朝早いからか軽く売店をしている程度、しかし焼印などで外人の行列がすさまじい。
ちょっと下で一休みした後なのでスルーして先に進みます
ここから先が岩でゴツゴツした登りになります。
紐はあるけど鎖はない、手すりとしては出てくるけど登山補助としては一生出てきません
それでも岩は溶岩なのでグリップの取りやすさは
宝剣岳クラス、これなら暗闇でもまあ登れるでしょう
疲れるしめんどくさいけど。
・七合目 日の出館
ちょっと登ってすぐに着きました。宿から宿ですこの区間
まあ休めるところが多いのは良いことだ。大抵トイレも設置してくれているので尚更です
雨上がりのいい景色です。雲もほとんど掃けているので河口湖が撮り放題です
高川山の辺りが雲海になっている気がする。
上を見ても宿だらけです。
これらを支える補給網を考えるとお疲れ様以外出てきませんが、今のところは自分の備えで足りる
次はあの建物に行きますよ。
奥の奥には七合目終盤の鳥居荘の鳥居がちらっと見えました
・七合目 トモエ館
そんなわけで登ってきました。
今気づいたけど全館個室はちょっと興味があるな
こういう所は雑魚寝ばっかりかと思っていたので…
次のお宿はあちら。登りは基本変わりませんが若干歩きやすかったです
登りやすい道がやはり良いですよ。まあストックがずっと役に立たない区間なんだけど
七合目救護所。
何かあったらここに駆け込む or 来てもらうことになると思います
・七合目 鎌岩館、富士一館
救護所からすぐにあるお宿。
6:24でこの辺りからちらほらちゃんと営業開始の雰囲気を出している店を見始める
毎度毎度色んな人が休憩していて、高山ながら環境の良さを感じます。
そしてそのすぐ上にあるのが富士一館。トイレはこちらにありました
次のお宿はあちら、ちょっと遠い。足元はやはりゴツゴツとしている
この辺りでお花を見つけました。コマクサというらしいです
標高は2840mあたり、3.8km程歩いたくらいでしょうか。
下が結構離れてきた気がします。
トモエ館でちらっと見えてから25分、ようやく鳥居にたどり着きました
いやあ、外人だらけで国際感のある岩登りはルートもスピードもカオスだ。
日本語あんまり聞こえてこないんですよ…
まあ挨拶すると「ドモ」「コンニチワ」は返してくれるので大丈夫ですが
というか基本「ドモ」で済ませる傾向が強い感じがしますね。とても正しい使い方だぞ。
・七合目 鳥居荘
鳥居をくぐった鳥居荘、標高2860mくらい。
まったり登っているようでいつの間にか伊那前岳くらいの標高に来ています
この上もやはり岩でゴツゴツ。
7合目のこのお宿地帯はずっと岩だらけで吉田ルートとしてはかなり歩きにくい区間でした
・海抜一万尺 東洋館
標高2900m、七合目最後のお宿です。
6:44頃で、コレくらいの時間になるともう全員チェックアウト済みかつ、
清掃もこうして一段落しているんですね
花小屋からなんだかんだ標高+200mしているはずなんですが、
建物から建物を縫って歩くばかりで当時は全く実感がありませんでした。
ここからはしばらくお宿がなくなり、ようやく登りに集中できるようになります。
かわいいお花が咲いていましたが、ウスユキソウのどれかかな?
高嶺の花のこれまたひとつですね。
7合目のお宿街を過ぎると相変わらず溶岩ですが道は更にゴツゴツとしてきます。
手を使う箇所も多くなり、鎖場ほどではないですが手すりの鎖が掴まれて支柱が曲がっていたり
そんな溶岩帯をしばし歩いていると次のお宿帯に到着します。
・八合目 太子館
7:06、4.2km、標高は3015m。
休みたかったけどちょっと足を伸ばして8合目のお宿エリアにやってきました
出発から2時間ちょいなのでここで休憩とします。
今回のリュックの中身。
木曽駒ヶ岳とあまり違いはなく、酸素とカッパが増えているくらい
ちなみにカッパは上下別袋だったのを無理矢理一つに詰め込んでいます。
2時間ちょいで登り量は707mというわけで、序盤下ったにしてはまあ良いペースです
心拍はずっと140~150をキープしていて安定していますが、
いまいち高度適応ができていない感じがします。まあ既に3000m超なのだし多少の酸欠は仕方ないか。
7:21、登り再開。
左に曲がるかと思ったら右奥の岩登りで笑っちゃうよねってなっている所です
こういう所はルートが実質一本なのでよほど急がないと追い抜きが出来なかったりする
相変わらずなんだけど大分歩きにくい、まあ怒るほどではない。
・八合目 蓬莱館
やはりここもお宿街、すぐに次にたどり着きます
中は忙しそうにしていて、この時間になるとすっかり商売モードです。
自分はこのあたりに来ると慣れてきて、「木の杖=外人だな…」とか思いながら歩いています
ここからの登りですが、階段になってくれて大分楽になります。
踏みやすいし越えやすいけど岩場はそれそのものが疲れるんだな
ちなみに蓬莱亀岩八大龍神の新しい碑があってなにかと思ったら、この奥に祀られているそうでした。
ただどう見ても立ち入ることの出来そうなルートはなかったけどね。
序盤のようなつづら折りに戻りました。
道幅は随分狭く石も多いですが、まださっきの岩よりはこっちのほうが好みです
上で工事をしているそうです。地味に富士登山道くらいでしか見られないレア看板かもしれない
・八合目 白雲荘
7:44。4.8kmくらい歩いていて標高3200m、今回は宿まで結構歩きました。
ここまで来ると日本でこれより高い山頂がなくなり、
自分もようやく22年越しの人生最高標高を更新しました。
(3泊4日の槍ヶ岳、荷物は17kgの団体登山だったのでキツさは未だこちらがトップクラス)
なお、工事は特にされていませんでした
そんな見上げる山のない状態の景色、ぐねぐねと登ってきましたの図。
景色がとでも良いとはいえ、さすがに標高差800mもある六合目は米粒ですなあ
さて登山再開。
道は変わらずそこそこな状態が続きます
崖がすごい整備されていて、この登山道の手の掛けられ方もまた富士山のすごさの一つ。
おお、最初は正面に見ていた八ヶ岳が大分低く見えるぞ
・富士八合目元祖室
7:51、5kmほど歩いたあたりで標高は3250mほど。
八合目のお宿帯の最後、元祖室ですがここにも鳥居がある
◯合目最後のお宿は必ず鳥居がある法則でもあるのかな?
と思ったら実際に神社がありました。
烏帽子岩神社というそうで、結構最近建てられた感じでした
人の流れはこちらではないのですがお祈りしてきました。
隣には富士山天拝宮。
社務所のような感じで、開いていれば御朱印がもらえるそうでした
そして奥に肝心のお宿があって、お水が外に出て販売中。
ついにお宿は完全な登山客向けモードに、休みに苦労はしなさそうです
8合目のお宿区間を過ぎてからの区間も、また赤土メインのまあまあ歩きやすい道です
多くの人が歩いているからだと思うのですがずっと足元はやたら堅い位。
登り始めて割と早くに誘導員が立っていました。
富士山は登山道と下山道が別れており、ここに下山道の分岐の一つがあるのですがやたら厳重
と思ったら、ここから上の下山道は通行止めになっており、そのために案内が必要だったようです。
ちなみに2枚目の奥に見えるのは小田原~茅ヶ崎の辺りです
山頂もだいぶ近くに見えるようになり、しばし昇っていると次のお宿街が見えてきました
八合目からは標高100mくらい上、かなり上に来ましたね
・本八合目 富士山ホテル(第1・別館・第2)
8:09、5.6kmほど歩いて標高は3350m。八合目の次は本八合目のお宿街にやってきました
休憩含め3時間ちょいで+1042mほど、
ここまでくると流石に息が乱れがちで普通にペースが上がらなくなってきました
次のお宿はすぐというか、本八合はかなり密集しています
2枚目は右に
箱根が見えました。芦ノ湖が見えるのが良い目印でした
山頂まではいつの間にかあと1.3kmになっています。
泉ヶ滝・河口湖ルート分岐で見たときは6km先でしたが、よく登ってきたものです
すぐ上にあるのが同ホテル別館。サクサク登ります
お次に着くのが第2ホテル。
右読みの看板があり、ここは3,400mの扱いらしいです
これだけホテルが密集しているのは、多分ご来光を見に行くのがこの辺りからがベストなんだろうなあ。
これだけ登ってきましたの図。
これでもかなり削除しているのですが、この人河口湖を撮りすぎである
・本八合目 トモエ館
入山道の表示に従って登るとすぐにある次のお宿。
ここで8:13、普通に疲れたので少し休むことにしました
この時間になると日差しが非常にきつく、さすがに首は覆うことにしました。
\500くらいで買えたので有り難かったです
ちなみにそれを見越してか、屋台みたいに氷水につけたペットボトルなどが販売されていました
富士山限定ですが、水や酸素に関してはお金さえあれば準備不要だったかもしれません。
休憩中に撮ってよかったのは箱根のアップとそれ方面の広角ビュー。
この後曇って見られなくなったので、この時が実質最後の撮影チャンスでした
・本八合目 胸突江戸屋
トモエ館の真隣にあります。
ご飯も普通に食べられそうな2軒、本当に標高3300m以上なのだろうか
そうだと証明してくれるのは地上の3倍の価格だけです。
本八合目自体はこれでおしまい。また少し登山道に戻ります
吉田ルートは本当になんというか、登山道を登っているという感じがあまりしない道です。
息苦しいのと指先の痺れも始まってきたので、そこに集中して慎重に登りはするのですが
八合目・本八合目ときて今度は八合五勺。
やはりこの辺りから皆苦しくなるのでしょうか、かなり小刻みになってきました
カーブの脇でうなだれる外人率も大分高くなってきています。
七合目辺りは「HEY!!」って謎にハイタッチとか誘ってくれて楽しそうにしていたのに
・八合五勺 御来光館
8:40、6kmほど歩いた標高3450m。
本八合目~八合五勺帯の最後のお宿に到着しました。
この上は頂上までお店がないので、補給のために注文する人で行列になっていました
というわけで残り260mほどの吉田ルート頂上への道のり。
当時は「いま見えているので全部かな?まだあるかな?」って半信半疑でしたが、
登ってきた今見直すと、ちゃんと全部見えているのが分かります。
このあたりに来ると気温は10度くらいのそこそこなんですが、雪自体は残っています
赤土がかぶさった状態の万年雪が積もっていて、
7月頭で雪が見えないからって舐めて足を突っ込むと、稀に「ズボッ!」と行きます
やーいつもいい景色なのでいいね今日の富士山。
地道に登っていきます。道自体は八合目から変わらず登りにくくはないので安心
同じペースで歩いていたり、譲ったり譲られたり、
とにかく人が多いのでずーっと周囲に気を使いっぱなしです。
八合五勺から見上げていた鳥居の下の方に着きました。九合目の印です
この辺りから足元は石が増えてきますが、溶岩よりマシなので木にせず進みます
一気に登ってきたなあ共に、高所は雲が一瞬で出てくるんだよなあと実感します。
・九合目 迎久須志神社
9:01、6.5kmほど歩いた標高3570m。
九合目にやってきました、いよいよもって息が苦しい。
でも動けない要素はなく、備蓄の酸素はまだいらない感じ
休憩含め4時間弱で標高は+1260m、高所の辛さが数字に出ていますなあ。
ここには神社がありましたが御神体もなくやや荒れた感じ、まあ通過して頂上へ向かいます
八合目辺りを最後に森林限界どころか草も生えていない。
ここまで来ると後一息、足が動く限りは上に向かいます
ただしこのあたりから高山病で動けなくなる人が出始めるようなので、そこは慎重に動いていました。
九合目からの最後の区間は岩がまたゴロゴロとしています。
まあちょっと避ければ済む話なんですが、この高度でそれをやるのは大変な負担です
ココでは余計に動くと、メイドインアビスの上昇負荷みたいに息が上がるんですよ。
道も狭くて再び譲り合いが発生していたりします。
耐えゲーの中をのんびり登っていると、鳥居が近づいてきました
ここまで来るとほぼ頂上です。お鉢巡りの入口の門とも言えるでしょう
記念撮影する人が多くいましたが、神道なのでさすがに主に日本人が撮っていました。
振り返って雲海と太平洋を背に撮る標高3700mの鳥居。
大変にエモいです
鳥居をくぐればあと一曲がりで到着です。
・富士山頂上浅間大社奥宮
9:28、吉田口五合目から6.8kmで標高は3705m。
ついに吉田ルートの頂上につきました。タイムは登山口からだと4時間24分
YAMAPのモデルタイムは5時間25分なので264/325でほぼ8割、(81.2%)
現在過去一低酸素症で苦しい状態ですが、タイム割合は不思議と木曽駒ヶ岳(83.7%)よりも良いですね…。
溶岩区を除けば概ね登りやすい区間が大半ではあったので、そこで早かったんでしょうか
そして碑の右にあるのが浅間大社奥宮です。
山開きたてだからなのか扉は閉じていましたが、お参りする人は多く自分もお参りしておきました
さて、余裕があればお鉢参りと思っていましたがペースも良いし行そうです
次回はぐるりと巡って下山と行きます
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