2023年7月21日金曜日

日帰り富士山 ②吉田口頂上~標高3776m

富士山の吉田口頂上まで登ってきました。
ずっと歩いてきた山梨県道701号線富士吉田線は終点です。景色は…雲出てきたあ
標高差+1500m級の登りはやってきたので+1400mのここまでは大丈夫かと思っていましたが、

さすがに標高そのものが高く息は瞬で切れるし指先は若干痺れるしで大変でした
登った今も息を整えるので大変だ…
それでも初の富士山で日帰りでしっかり準備した上でココまで来れたのは大変嬉しいです、はい!


息を整えるついでにいつものカロリーメイト…気圧差ですっかり膨らんじゃって
木曽駒ヶ岳でもここまで膨らまなかったので、結構びっくりしました。


登った吉田ルートの下を眺めた図。おおう、延々と続く人の流れで道がわかる…
そして奥には北アルプスが見えるはずなのですが、全てが下に見えます。コレは爽快


休憩終わって9:27→9:54、富士山頂上浅間大社奥宮を出発。
標高3705mなので頂上(3776m)まで71mなのですが、お鉢は凸凹していますので115m程登ります
ちなみに頂上のお店たち(山口屋など)は開いていませんでした。というか山口屋支店は解体されましたか。
いやあ早速息苦しいんだが、まあがんばるぞい…
外人さんたちもみんなベンチで横になって寝ている。いや、高山病で寝ると息が浅くなって悪化するんじゃなかったか?


というわけでスタート。時計回りの1時から一周2.5kmほど
建物たちを抜けて最初に着くのは須走下山道との交差で左方向、情報通りロープが張られていて通行止め
謎の廃棄物を見ながら登っていきます。うお少し登るだけで息苦しいな…


お鉢の北東側が見えました。
ロープの先に一部立ち入ってるやつが居たけど消しゴムマジックで目立つやつは消しちゃえ
いやこれ、リアルで見るとド迫力の噴火口ですよ。断層周りが特にこう。


この後人の流れが高低の二手に分かれていたので、高い方に登ってきてみたの図。
底の方まで見えましたね!
お鉢巡りの北~南辺りまでは、基本こうして見ようと思わないと底は見られませんでした。


登山道へ戻ろうとしましたがこちらからお鉢巡りへすんなり合流とは行かず、一旦戻ります
細い脇道みたいなルートに合流しました。


噴火口近くなので、溶岩がゴロゴロしているのが超独特な風景です。
標高3700mクラスとなるとさすがに気温は昼に向かう中でも10度はない感じ、
風が吹くと本当に冷たくてTシャツ2枚重ねからもう1枚足したくなりますが、
日差しは強いのでそのまま歩きます。息整えるほうが優先だったし。


お鉢の2時位置あたりに回り込むと奥には伊豆半島が見えてきました。
ペースはひたすらに遅く追い抜かれる一方ですが、こうした景色巡りがしたかったので意地で歩いています


3時位置の辺りに来ると小山に登っている人がいました。
そもそもあちこちでお鉢の底が見られる高台に登って休んでいる人が居て、
元気だなあと思いながら見ていた覚えがあります。


山中湖~伊豆半島をずっと眺めながら歩いている所。
箱根はずっと雲で隠れていますが、4時位置あたりでだんだん富士市が見えてきたかも。


お鉢の5時位置くらいに来ると溶岩の崖沿いの道から抜け、景色が開けるようになりました
あの高い山と奥の建物…あれが剣ヶ峯か!って結構登り直していないか?ぐええ。


景色はようやく富士市がしっかり見えてきた辺りですが、ここで外の景色は一旦途切れます
巡回道がお鉢側に下って回り込むためです。


・頂上富士館別館 銀明館
お鉢周りの6時辺り、頂上富士館別館と同時に御殿場ルートの頂上に着きました。
メジャールートだと一番標高を登る道、まだ開山していないのでご苦労さまは出来ませんが


古い道なのか、色んな石碑がありました。
明治~大正に置かれたのかな?ってものから最近らしいものまで、
岩に絵が彫ってあったりと富士山に掛ける情熱は並々ならぬモノを感じる時がちょくちょくあります。


まだ開いていない御殿場口の鳥居とその先のお鉢巡りの鳥居。


お鉢方面にも鳥居がありました。
しかし御神体などはないので「火口を拝めってことかな?」などと考えていた所、
ここは銀明水といい、かつて水場があったとのことです
神様が土を掘って山にしたのが富士山、掘った跡は琵琶湖、
半端に終わったので富士山は平ら、悔しいので琵琶湖の水を通したのがここと金明水なんて伝説も残っているようで。


ココから見るお鉢はまた絶景ですなあ。
何人もココで休んでいるのも納得です


御殿場方面なので左に再び箱根も見えてきました。
なんか開山していないのに普通に人が歩いているんですが、
こっちもお鉢巡りは10日なんでなんとも言えないのでお鉢巡りを再開します。
普通に巡り道なんですが鳥居があるのは面白い。祠も道の外にあり、中は恐らく空ですが道祖神かもね。


振り返って御殿場ルート頂上付近の光景を。
銀明館そういえばこれで初撮りですね、開いていなかったんで…


・頂上富士館、富士山頂上浅間大社奥宮、富士山山頂郵便局
10:39、御殿場ルートを人のぼりしたら次に見えるのは富士宮ルート
富士山頂上浅間大社の側面がコンニチワしてきます。次に見えるのは頂上富士館


そして富士山頂上浅間大社の正面あたりに出ると富士宮ルート頂上に到着。
こちらは一番標高差の少ないルートで富士IC経由で近いため自分もココから登りたかった所
ちなみに富士宮ルートは静岡県道が3本もココを起点として重複しており、
150号足柄停車場富士公園線・152号富士公園太郎坊線・180号富士宮富士公園線とのこと。
って、さすがにここ出入りする人が多すぎて気になった…
まあ自信あるなら入ってもいいと言うか、止める理由がないというわけで我らも普通に歩けております。


そういえば富士山に関して看板があったので貼っておきます。1枚目は吉田口


富士宮から見えるのは富士市と伊豆半島。
ルートを降りていくのは主に日本人だったので本当に判っている人が登っている感じでした


頂上富士館と富士山頂上浅間大社奥宮。
共に開山前なので開いていない、郵便局もポストはなしですがこれで富士山全ルートの頂上へ到達。
これであとは頂上に登るだけです!


あの頂まではあと400m。
頂上富士館の裏山に鳥居がありましたが、あそこからご来光を見る人がたくさんいるようです


ここからのお鉢のパノラマ。
積極的に撮影していますが、ココもまた良アングルでした
火口もしっかり見えるし、ココに来て快晴なのは本当にありがたい。


最後の上り。標高は3720mあたりなのであと50m登る
しかし息苦しいのが続いているので歩くのは相変わらずノロノロです。
下に見えるは富士川、今度は静岡~愛知方面が見えるようになってきました
しかしこうしてパノラマで撮ってみるとお鉢巡りの道もそれなり整備されているのがよく分かります。


最後の一登り。マジで足動かないレベル
それでもここまで来たら無酸素で登りきりたいよなあって思ったので根性で登っていきます
指の痺れは続いているけど悪化していないし、頭も痛くなったりしていないし。


しかし登り途中の景色はいよいよ静岡・焼津方面というか南アルプスが少しずつ顔を見せてきます
川根本町の山々といった辺りですが、ここからどんどん見えてきそうな予感です


そんな感じでのんびり登れば頂上にたどり着けました。
…なんか渋滞してない?


11:04、富士山剣ヶ峯の手前に到着しましたがなんと撮影待ちのために大行列、マジかよ。
まあここの所ずっと曇天だった中での快晴、吉田ルートの山開きもあって人が集中した形でしょうな
まあ自分もここまで来たからには休むついでに並ぶのですが。


日本で一番高い所で行列に並びながら撮影する、快晴の火口。
素晴らしい景色ではあるのだ!


並んでいるのはもちろん奥の3776mの碑なのですが、この手前には三角点があります
3775.63mにあって、当然日本一高い場所にある。
一番高いのに二等っていうのも面白いですが等級は測量しやすさも関係するのでこんな所では仕方がない。
ひとまずタッチ!


・富士山剣ヶ峯
11:17、富士山の頂上に到着。
いやあ、一度は登っておきたいという気持ちから始まった計画、無事に登れて何よりです
人生一度は、というよりはもうここからの歳は登るのが難しくなる一方だから、今のうちにって感じだけど。
何はともかく登りきったぞー!


碑に並んで撮影して日本一の高さヅラしていますが、隣を見るともっと高い旧富士山測候所があります
さすがに登ることはしませんが、かつてはドーム型レーダーがあったそうです。


そして基準点もでっかいのがありました、電子基準点だそうです。
電子ということでGPSなどが目安にしたりするそうで、それで高いところにあるんだね。
いやこれ全く読めないけどね…


とりあえずソフトタッチしておきました。
塗装剥げちゃうからね、ソフトにね


そして日本で一番高いところから撮る、一番高い山の火口です。
うーん今日は本当に登ってよかったなあ!


よっしゃー!って感じでここまで
次回はお鉢巡りを終えたらずっと下ります。




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