さて岡崎から平岡に山登りをした明けの2日め、R152を長野側から登っているところです
R418の旧道や旧橋旧トンネルを走って来たので十分楽しいのですが、
R152もいきなり11年以上ぶりに復活した標識など、今年も変化がありました。
で、今は庚申橋北側で大崩れを見て帰ってきたところです。
これから秋葉街道へ向けて右の道を下っていきます
しかも1箇所、急に地面と平行な溝が切り立っていて、
油断すると跳ねて死ぬポイントも有りました。
それでも超激坂というほどではないし短いので、ブレーキ強めで全然行けます。
すると下りの底が見えてきます。
期待していたのは去年のこういう風景です。
昔は林の暗がりの中でひっそり佇んでいた廃屋が、工事用道路の整備に巻き込まれている構図でした。
今日の現実はこちら。
道が崩れ落ちて消えとるやないかい!
舗装前ですが2021の引き構図が丁度対比になっていたので、2枚めに貼りました。
台風の影響がここは格段に効いてしまっていて、土石流になって流されたみたいですね
というか上り道が流されているんだがこりゃどうすればいいんだ??
近づいた構図が先程の期待図と被りました。
道どころか廃屋の基礎部分まで一部流されているじゃんか
そして右の舗道は登れなくはなさそうですが、登った所でその先の道が流されていて通れません
えー、どうしようかなあ…
ひとまず左脇が一応登れたので(足跡らしきものも見えた)崖を伝ってみます
ぶっちゃけ藪。足元全く見えない。
このへんが木と崖に挟まれていて一本しか歩く筋がないのに斜面でずり落ちそうになって泣いていたところ。
廃屋に直接取り付けそうではなかったので、高巻きして廃材置き場の方へ向かいます
軽いから良いけど自転車担ぎながらは大変なんですぜ。
もう1件家が建っていたのが潰れた跡のようにしか見えないんですが、そういうことにしておきます
歩ける方向は更に左の石垣です。昔の道…でななくふつうに擁壁なんだろうなあ
あと地味に崩れたところブルドーザーで固めてくれてはあるんですね。
ちなみにガードレールの端近くにあるのは排水溝です
それでは石垣に取り付いて1枚目の右(南)へ歩いていきます。
上ルートは登って降りるだけなのでなし、石垣の間を歩きますが当然長らく歩かれておらず荒れていました
それでも足元見て歩けるだけマシかなって感じで梅ノ木島の住居跡へ回り込んでいきます。
歩きなら問題にならないけど、この細さは自転車ありだと難儀する。
最後は適当に岩を降りて到着です。
道(?)を振り返って。こちらから見ると廃材置き場なんですよね
反対側から見たら思いっきり屋根が見えたので住居跡なんでしょう
非常に面倒な行程になりましたが、新たな発見です。
そんなわけで到着しました、梅ノ木島の住居跡。
中には重篤な影響はなさそうです、右の戸がどっかいっちゃったかな。
但し外の影響は大きく、基礎に当たる部分は結構な割合で流出していました。
これは段々家が傾いて行ってしまいそうですね
もう3枚目の所からまっすぐ降りる階段があったと言っても誰も信じてくれなさそうです。
ちなみにガードレールの端近くにあるのは排水溝です
それでは石垣に取り付いて1枚目の右(南)へ歩いていきます。
上ルートは登って降りるだけなのでなし、石垣の間を歩きますが当然長らく歩かれておらず荒れていました
それでも足元見て歩けるだけマシかなって感じで梅ノ木島の住居跡へ回り込んでいきます。
歩きなら問題にならないけど、この細さは自転車ありだと難儀する。
最後は適当に岩を降りて到着です。
道(?)を振り返って。こちらから見ると廃材置き場なんですよね
反対側から見たら思いっきり屋根が見えたので住居跡なんでしょう
非常に面倒な行程になりましたが、新たな発見です。
そんなわけで到着しました、梅ノ木島の住居跡。
中には重篤な影響はなさそうです、右の戸がどっかいっちゃったかな。
但し外の影響は大きく、基礎に当たる部分は結構な割合で流出していました。
これは段々家が傾いて行ってしまいそうですね
もう3枚目の所からまっすぐ降りる階段があったと言っても誰も信じてくれなさそうです。
隣の建物は結構大きく侵食されています。外壁もちょいちょい剥がれていたりした
目立って分かるのは銀の戸が外れてしまっていて土砂が流入してしまっています
この家、ちゃんと右側くらいの高さで揃っているはずなんですよね。
まあおかげで中の様子が初めて見えたんですが、ガッツリ物置になっていますね。
とはいえ隣はそれなりにスペースがあったので、
生活している時は生活に使っていたけれど、退去時に不用品を押し込んで去ったケースかもしれません。
そして3件目の小さな倉庫は流失しました。2、3枚目はかつての姿
本当に正真正銘、「消えていった」という形です。ゴルフバッグとか見ていた日々はもう来ない。
そして上流(南)を見てみます。うねうねしているのはトタンではなく道路
あー、秋葉街道まで巻き添えで流れてしまっていますねこれ…
2・3枚目で過去と比較すると明らかです。
あー、秋葉街道まで巻き添えで流れてしまっていますねこれ…
2・3枚目で過去と比較すると明らかです。
流失したのは仕方がないので、その一本左(東)を歩いて南下します
一部遺っている感じですがどうせ途切れるので、高巻きして避けていきます
いつも左に見ていた秋葉街道遊歩道入口の立て札を、通れないどころか右に見ることになるとは…
一部遺っている感じですがどうせ途切れるので、高巻きして避けていきます
いつも左に見ていた秋葉街道遊歩道入口の立て札を、通れないどころか右に見ることになるとは…
その後は歩きにくいながら安定していましたが、去年に架けられた木橋が巻き込まれていました
なんともったいない。
なんともったいない。
比較してみました。
土嚢は奥の道固め以外にはこの木橋の下流にしかなかったはずなので、
一部は中身が流され、一部が流されずに残ったんだね。
土嚢は奥の道固め以外にはこの木橋の下流にしかなかったはずなので、
一部は中身が流され、一部が流されずに残ったんだね。
ってあれ?
最後の部分が削り取られて渡れんやん!
うわあやられた…真っ当にはいけないかあ
再び高巻きしました。しんどい。
2連続でこんな崩れ方しているとは思わないじゃないか。
いい高さから崩れておりますよ、足元見えない中で自転車担ぎながらは大変でした
後は降りていきます。
水路の渡り方にちょっと悩んだけど橋っぽくなっている木のあたり…を渡らずジャンプ
最後は全面で斜面なので、好きな所から降りればOK。
以前もこんな感じで高巻きをしたことがありますが、もっと奥のお話でした。
なんとかここまで到達しました。
去年は歩道を羨みながら普通に細道を通っては登って少し降りるだけの道が、3度も迂回と高巻きを強いられました。
山登りかな?
ちなみにここの道路は砂防ダム付近だけ生き残っていましたが、他は流されていました。
この奥の風景です。
1枚目は2019で街道が川に削り取られていましたが、
2枚目2021に訪問した時は水が抜かれて整備されており、
3枚目2022は逆方向ですが舗装されたり水瓶ができていたりと、
手前奥(南)の小嵐第3防護堤の工事のためにしっかりと整備が進んでいました。
1枚目は2019で街道が川に削り取られていましたが、
2枚目2021に訪問した時は水が抜かれて整備されており、
3枚目2022は逆方向ですが舗装されたり水瓶ができていたりと、
手前奥(南)の小嵐第3防護堤の工事のためにしっかりと整備が進んでいました。
去年の構図を覚えていたので、同じような所で撮りました。
そういえば水瓶と思っていたけど庚申沢が流れ着いているところなんだから、
かなり低い砂防ダムと思うのが妥当な感じだけど今更でしたな…
全体的に薄く埋まっている感じなので掘り起こせたら復活するのかもしれませんが、
こうまで広範に埋まった現状、どうするべきなのだろうかねえ。
そういえば水瓶と思っていたけど庚申沢が流れ着いているところなんだから、
かなり低い砂防ダムと思うのが妥当な感じだけど今更でしたな…
全体的に薄く埋まっている感じなので掘り起こせたら復活するのかもしれませんが、
こうまで広範に埋まった現状、どうするべきなのだろうかねえ。
看板類がここにまとめて流れ着いているなあ…と思いながら奥を見ると、レールが見えます
あれは前回上で見た工事車両入り口の案内があったモノレールです。
しかし2本?R152へは1本しか出ていない
出発口を見る限り目的は恐らく同じ地質調査、もしかしてこの状況を見てR152側の防護を行いたくなり、
道沿いとその下の層の両方の地質を見たいのかもしれません。
あれは前回上で見た工事車両入り口の案内があったモノレールです。
しかし2本?R152へは1本しか出ていない
出発口を見る限り目的は恐らく同じ地質調査、もしかしてこの状況を見てR152側の防護を行いたくなり、
道沿いとその下の層の両方の地質を見たいのかもしれません。
そういえば金属の箱がモノレール付近に落ちていましたが、なんかよく見るとPCっぽい。
流石にデスクトップ型とは違いますが、なにか電子制御が必要な作業用機械の一部なんでしょうな
流石にデスクトップ型とは違いますが、なにか電子制御が必要な作業用機械の一部なんでしょうな
さて今や道筋が微妙ですが、あの仮設トイレ辺りに登る必要があります
普段は手前側から登っていたんですが今や土砂もりもりで難しそう、一旦少し川沿いを歩いて様子を見てみます
普段は手前側から登っていたんですが今や土砂もりもりで難しそう、一旦少し川沿いを歩いて様子を見てみます
2019の時のように好き勝手に川が流れている中を歩いていると、奥に岩が積み重なっている場所を発見。
手前側と大差ない気もしますが、今年はこちらを登ることにします
最後にここ一帯の遠景を撮っておいて。
登りました。
遠山川からここ一体特有の青白い砂だらけの景色になってしまったねえ
遠山川からここ一体特有の青白い砂だらけの景色になってしまったねえ
比較用に2019,2021、2022の図を貼っておきますね。
ここからはいつも通り。
南へ歩いていきますが、すぐに崩れた跡が見えてきます
これは実は庚申橋の南側直通路扱いになっていて、上に行くとこちら側が青崩峠古道の案内看板があります
まあ以前近い所は歩いたので歩かなくてもいいかな。
引き続き南の林を目指す…のですが、今年は特に草が多いなあ
まあ手前の崩れのせいで人は本当にずっと歩かれていないだろうけど。
それにしたって足元全く見えないのはめんどくさい
ようやく判之木の茶屋跡辺りまでやってきました。今回は遠かった…
せっかくなので今回は周辺を散策してみました。
やはり家が数件あったのだろう、広い石垣エリアと整地された空間、
下草も少ない区間が多くて歩いて楽しかったです。
やはり家が数件あったのだろう、広い石垣エリアと整地された空間、
下草も少ない区間が多くて歩いて楽しかったです。
帰ってきました。
色んなものが置きっぱなしにされています
色んなものが置きっぱなしにされています
そして秋葉街道を真っ直ぐ歩くと、道を埋めている建物跡に到着します。
判之木茶屋跡です。
2019~2021年で潰れてしまっており、消火器が埋まっています
2019~2021年で潰れてしまっており、消火器が埋まっています
その後は小嵐第3防護堤の工事現場に近づいており、その影響でルートが変わっています
かつては対岸の防護ネット工事のためにワイヤーが張ってあったんですが、去年からありません
旧ルートが歩きやすくてよかったんですが、今は登山道同然の急傾斜で大変。
防護ネット工事現場を通り過ぎた辺りで松原住居跡のエリアに入ります。
かつては数件の家があったのですが、潰して植林しているというのは恐らく判之木からそうなんでしょうな。
こちらの左画面外にある住居跡です。近くに水瓶が有る
去年と大差ないですが、長く持ってくれるといいですなあ
去年と大差ないですが、長く持ってくれるといいですなあ
秋葉街道沿いに建っているのがもう一つの建物跡です。
今年でようやく横からの全景を撮影できました。
頑張れば2世帯住めそうな広いお家で、今や梁が折れていていつかの倒壊は不可避ですがしっかり作られたお家です
奥(南)側に水回りがまとめられています。
頑張れば2世帯住めそうな広いお家で、今や梁が折れていていつかの倒壊は不可避ですがしっかり作られたお家です
奥(南)側に水回りがまとめられています。
奥側からの一枚。
これでも実はトタンが以前はもう少し立っていたりしました
これでも実はトタンが以前はもう少し立っていたりしました
そして横の小嵐第3防護堤の工事現場を見学。
やはりというか案の定というか進んでいません
防護ネットはお仕事している気がしましたが、果たして防護堤完成までに持つのか。
やはりというか案の定というか進んでいません
防護ネットはお仕事している気がしましたが、果たして防護堤完成までに持つのか。
松原住居跡を過ぎれば秋葉街道に戻るのですが、歩いてすぐはまだ松原の集落域なのでお墓がありました
お名前の彫ってあるもの、恐らく「松原先祖~」とあるものがありました。南無南無
これにて秋葉街道。この先は上のR152の調査のために林が切り開かれています
草が邪魔だったりしていたのですが、今回はたまたま枯れていて歩きやすかったです。
草が邪魔だったりしていたのですが、今回はたまたま枯れていて歩きやすかったです。
そんな開けた空間に有るのが根木沢橋です。
この橋も2022にリニューアルしており、ただの木に掘り跡があった状態から随分渡りやすくなりました
既に片側の看板が倒れかけだったりするんですが。
開けた空間なので、対岸もはっきりと見えます
たまに鹿が登っていますよあの崖。
たまに鹿が登っていますよあの崖。
根木沢橋を過ぎると再び林の中へ。
その後は広い空間に出ます。何か建っていたんでしょう
看板は根木三十三観音の説明があったのですが、今はなくなっています
その隣には道祖神の石碑も。
そして道祖神である根木三十三観音…ない!?
流されたという線はほぼ考えられないため、剥がれた立て札とセットで考えると誰かが撤去したと考えられます。
かつてはこんな風に立ち並んでいました。
あと立て札の内容はこんな感じでした。
あと立て札の内容はこんな感じでした。
根木三十三観音(跡)を過ぎるとそろそろR152との合流ポイントです
1本倒れていますが古道への案内が出てきますので、従って曲がっていきます。
1本倒れていますが古道への案内が出てきますので、従って曲がっていきます。
上に登っていくとまずは未調査悪路との分岐に到着。
こちらはR152をもう少し迂回することが出来、木地屋のお墓や屋敷跡を見ることが出来ます
ただしこれまでの区間のような街道の優しい道ではなく(いや今年は厳しかったけど…)、
基本は赤い紐だよりの獣道手前で沢渡りも平然と2回位、
東に西に丘を上り下りのストレスの掛かるコースとなっていました。
ここからのR152へはトラロープ頼りで進めばOK。
結構荒れていて登りも急目ですがこれで合っています
R152に復帰しました。
兵越林道~R152終点の区間としては2/3くらい、青崩峠までだと中間地点くらいです
いやあ今回は大変だった。来年もこうだと庚申橋を無理やり越えたほうがマシまであるぞ…
次回は庚申橋の崩れを見てから青崩峠へ向かいますが、天気が急速に怪しくなってきているね…。
兵越林道~R152終点の区間としては2/3くらい、青崩峠までだと中間地点くらいです
いやあ今回は大変だった。来年もこうだと庚申橋を無理やり越えたほうがマシまであるぞ…
次回は庚申橋の崩れを見てから青崩峠へ向かいますが、天気が急速に怪しくなってきているね…。
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