2023年10月25日水曜日

R152と、青崩峠2023 ③兵越林道分岐~庚申橋~秋葉街道分岐

R152を走っていますが、標高580m位で兵越林道との分岐点に来ました。
ここから南が2017年から毎年南北を順送逆走好きに通っている青崩峠への酷道区間になります
こう、年1の片道前提なら絶妙に来やすいんですよこの辺り。



前回でもお話しましたが、7月頃と比べてここの土砂は払われました
倒木も撤去されて工事用のトラックが走れるようになっています
一応現R152の方(左)も掃除されています。駐車場としてですが。



そういえば去年7月のヒル祭りの教訓から、
9月末までずっと暑かった中での10月2週は怪しいんじゃないかとヒル避けを一応持ってきました
結果杞憂だったので、20度以上の初夏~を気をつければ良さそうですね。
確かこれは1泊2日のドライブで甲府~富士五合目~身延山と走っていた際、道の駅とみざわで買いました


そんなわけでスタート。
青崩峠の長野側はここから長くR152が続いており、最後の標高930m~1082mが登山道です
序盤はまだ工事用通路として使われているので自転車で全然走れます
というか、通行不能の標識は7月時点では倒れかけていたような。わざわざ直されているのか…
一昨年くらいにきれいに刈り払われていたR152のおにぎりもまた草まみれです。
飯田市(シールの裏は南信濃村)小嵐とあります


走って早々ですが、ここの右下脇には秋葉街道の分岐があります
但し思いっきり工事現場と被っているため、今は旧住宅へ行くだけの下り道となってしまっています
Pixelで看板の写真を綺麗に撮れていない気がしたので寄って撮ってきています。


セラフ君を回収して登り再開。ここは10%くらいでぐいぐい登る区間です
古い道なのでずっと急に登るわけではないのですが、短いながら立派なヒルクライム区間です。
何より路面状況がそんなに良くないので%以上の登りにくさがあります


補強の鉄板が見えると、自転車で走れる区間の終わりが見えてきます。
その奥の砂防ダムはちょっと土砂崩れがありましたね。手前に新しい土砂が増えています


その後ろが通行止め…待て、色々突っ込みどころがあるぞ。
まず…あの標識古いのに全く見覚えないんだが!?


比較用に過去画像を漁りますが、当然全くこの標識を意識していない構図ばかりなので苦労する。
なんとか似た構図を偶然2021年に撮っていたので2枚めに貼ってみると…同じ場所に赤いのが草むらにある
Webで調べたら2010では無事、2012/5月には折れていたというか別の所に打ち捨てられていました
お前、11年以上折れて草むらにいたのか…直してもらってよかったねえ。


そして更に工事用通路を見ると、落石と崩落が同時に起きている。
落石は撤去できるだろうけど、崩落の方が手間かかりそうだねえ
初夏の台風の影響だろうけど、いきなり見せつけてくれますな。


今年は随分と驚かせてくれましたが、ひとまず車両で来られる地点はここまで
看板にもある通り、ここから先は自己責任の世界です。
あとついでに中盤の庚申沢の辺りで大きな崩落がありますので、その案内看板が置かれています


車両通行止め区間。
とはいえまだまだ自転車で走れます。傾斜は5~6%程度で道の荒れを考慮しなければ普通に走れる
通行止め近くにある廃屋を通過しますが、戸の建付けが悪くなっていましたな。


放置されている割にはそれなり綺麗な区間です。(一般目線だと荒れている)
実はこちら方面にも下に降りる分岐があるので、たまに工事用車両が通っているんだと思います


この辺りから下を見下ろすと、小嵐トンネルが一番近くに見えます。



寄ります寄ります。
Pixel7Proで一番これがやりたかったので30倍まで無駄に寄るよ!
見た目は最初から変わっていないけど、中はしっかり貫通しているんだよねえ
奥の方には工事用の標語が掲げられていました。


こちらは本坑の奥にある試掘坑の方。
車1台通れるかなって幅しか無いけれど、これでも水が出まくったりして大変だったらしい
ついにトンネル技術が峠に勝利できて、祝いの気持ちしかありません。


さて走行再開。
やはり車が通るからか、崩れたであろう跡もきれいにされています
その奥にある古い橋が折村橋。


注意看板がありました。養…なに場?
調べたら養魚場っぽかったです。え、今は流石にないよね。


まったり登っていると、そろそろ自転車で走れる区間も終盤です。


標高690m弱、ちょうど小嵐トンネル上流の砂防ダムあたりです。
ここがまた分岐になっていて現状上のルートは大崩れで通れないため、
下の秋葉街道ルートが去年はかなり整備されて通れるようになっていました。
まあ毎度のように崩れの見学だけはしたい。片道5~600m位だし、一旦上ルートを往きます


交通規制のお知らせがあります。これ2021年から置いてあるんですが2年で大分汚れたね
右に初お目見えのときの看板写真を置いておきます。



今はかすれてしまっていますが、割と重要なので再掲します
兵越林道分岐~この上の松原橋辺りまでの通信状況がまとめられています
峠までの北半分ちょい、といった感じですがそれでも十分にありがた…かったです。
ちなみにこの地図のもう一つためになる点として、庚申沢の土砂崩れには監視カメラがあり、
松原橋辺りに新しい砂防ダムを作る計画だという点、その現場範囲も明記されています
将来的には松原橋南あたりから仮設道路引く予定なんですね。
じゃああの土砂崩れはいずれ直る…のかな?


行き止まりが分かっている区間。さすがに木の枝なんかは増えてきます
えっ工事用車両入り口?次の分岐は崩れの先の根木沢橋なので流石にないが…ないよね?


5年前に結構崩れて、3年前に直された区間です。
それでも直ったそばから端が崩れていて、この区間の脆さがよくわかります
5年前の件の更に昔にも崩落を起こしているのか、景色は通っています。


しかし、分岐はないはずなのに工事用車両入り口の案内がどんどん出てきます
来年3月大体まで地質調査を行うとのこと。


いや、ないよな?と思いながら奥に進むと…農業用のモノレールが通っていました
工事用車両ってこれを通るトロッコかい!線路が置いてあるのでもうちょい延びそう。
ちょうどこの下は砂防ダムからのため池なんかをコンクリで整備していた区間なので、
こっちを護岸でもするつもりなんですかね。


そしてその先は木が倒れていてちょっとめんど、というのが見えていたので、
セラフ君はカラーコーンに立てかけておきました。
ちなみにその脇をレールは降りていました、やはり下のため池あたりか
その後も結構荒れてきた中を歩いていきます


一瞬景色が開けたらもうすぐ。
庚申橋(完全に埋没)の現場が見えてきます


庚申沢の崩壊現場です。
所々混ざっているコンクリ構造物はかつて上の方で支えていた補強でして、
まとめてずり落ちてきている感じなのがお分かりでしょうか。
ちなみにかつての庚申橋は右下の擁壁沿い、当時からすでに仮設感が強かったのですが一部しか見えません
そしてこれが更に年々崩れ続けているので、様子見で監視カメラがついているという訳です。
具体的にカメラがどこと特定したことはありませんが恐らく画面外右遠めにある太陽光パネル、
あと過去の資料を見るに対岸の山にもあるかもです。


ちなみに大崩れしてからも毎年見に来ていますが、特に変わっていないので渡れる可能性はなくはないですね。
まあ純粋に脆すぎる地盤の急斜面は少しずり落ちただけで大崩れを呼びやすくて危ないのと、
ここを通れないということにして秋葉街道を歩くというのが割と楽しいという点もあるので、
危険なトラバースはせずに引き返すことにします。

そんなわけで戻っている1枚目はここがR152であることを示してくれる数少ない標柱、
2枚目はかつて路面がバキバキに歪んでいましたが直してくれた区間です。
庚申橋辺りまでは手を掛けてくれているんですよ、R152。


ただいまセラフ君。
そして右の岩あたりに養蜂箱がありました、かつては人が入ってきていたんですね。


そんなわけで秋葉街道への分岐に戻ってきました。
この区間は1.8mの標識が謎の復活を遂げたことと工事用道路の崩落、
あとは工事用車両入り口のモノレールが通っていたのが変化点ですね。
次回はここを下に降りて秋葉街道を南下していきます



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