2023年8月6日日曜日

愛知県道437号不通区間ハイキング ②雁峰林道~現県道437号

愛知県道437号の新城市街北にある分断区間、黄色線で繋がっている方の道を登っています

こちらは明確に旧県道437号線…の作りかけでして、橋の規格からして昭和40年以前の予感がしています
4方向に銘板がしっかりとあった県道424号旧道川合橋が昭和45年3月改築だったし。
1961年の航空写真でも寒峰橋辺りまでの道筋ははっきり見えたからねえ

という感じの雁峰林道までの区間でした。
こちらは新城ラリーにも使われていた林道で、
以前通ったときは大崩れしている箇所もありましたが、
どうも直されているようで多分普通に通れる林道に戻っているかと思われます


そんな林道を横切る県道437号がこの先になります。
いやあ、登山道どころか道あるのかね…
ちなみに正式な県道ルートは川の左岸を高さ30m位直登するルートなのですが、
それはあんまりな感じだったので止めて右岸を歩くことにしました。



というわけで14:18スタート、右岸を歩いてみます。

早速道が途切れ途切れになっていて、沢渡が前提になる
幸い石は多いので、簡単にまたいで渡れるんだけどね。1枚目で左岸に移っています


まだここ県道ではないのですが、道が2本あるような直感がありました。
(現地だと右上方向に歩道の稜線を見つている)
見てみると右へUターンする形で上り道があったので、そちらへ向かいました
今こうやって見直すと大分手前で曲がっていますが、この後の道筋に違和感はなかったので、
こちらが県道437号の現状の正規ルートだと思っておくことにします。


県道437号です。
うーんただの登山道だ…ただし道ははっきりえぐれて判りやすい。
ただし地図で大体まっすぐ登るようなルートを描いていたのですが結構曲がりくねっていて、
Uターンする箇所もあったりします。


雰囲気としては愛知県道438号南側第2区間の名もなき林道辺りを思い出します。
お隣さんだからどうしても似てくるものかね
ただしこちらは道の真ん中がガッツリ削れていて、所々端を歩かないと行けないのがかなり面倒です。


景色の変化も乏しい中で延々と登っています。
この辺りは一応地理院地図上でも曲がりくねっている地点でしたが、1枚目のUターンあたりで再び外れていきます


14:32、400m程歩いて標高は421mで+106m。傾斜は+25%くらいか、
但しずっと地理院地図より2~30mくらい高めに数値が出ているな。
登山道としてはそこそこの傾斜な中を登っています。
この辺りでいつの間にか地理院地図ルートに合流し、直登が始まる区間になります
…が、目の前が早速くねくねしておる。地図通りの急な上りはなさそうです


直登しているはずの区間。
細かくくねくねしており、傾斜感に変化なし
ただし真ん中の土の削れ方が本格的になってきていて、崩落箇所が大変多くなります
もうマトモに真ん中歩けないねえ。


14:36雁峰林道から550mほど歩いた標高447m、分かれ道がありました。
北西を向いているので右(北東)に抜ける道と前(西北西)に抜ける道、
地理院地図は北西なのでどちらでもなく、一瞬迷う所
どちらも踏み跡がしっかりあって右のほうが跡がハッキリしていて行きたくなりますが、
ひとまず真っすぐ進んでみることにしました。



最初こそ合っているか不安でしたが、進んでみるとなんだかんだで正解のようで安心。
(ちなみに道を間違えたときは必ず来た道を戻りましょう)
相変わらずの猛暑日で低山登り、杉林はずっと日陰なので幾分かマシですが水はしっかり消えていきます


大変ぐねった木がいたり。
先程の分岐から160m歩いて標高+40m、やはり傾斜は25%前後で安定していそうです
そしてこの先からまた地理院地図から離れます。一体どこを道とするつもりだったのかね。


無心で登っていたら境界杭を見つけた雁峰林道から800mくらいの標高501m。
あといくつかなあと思いながら延々登っていましたが、そろそろ現県道437号が近づいてきた頃です


空が近くなってきました。体感長い登山もやっと終りが近づいてきた
ちょうど奥が開けてきましたな。あれは丁度現道が崖崩れしていた辺りです


早速崩れ具合を見て…いや、なんだあれは?
どう見ても直っているぞ??
少なくとも以前歩いたときはあんな擁壁見た覚えはありません。これは急いで見に行かねば。


最後は第1区間と同様に斜めにまっすぐ合流する形でした
最後は道筋殆どないのですが、なにか杭が登り筋に沿っているので見に行ってみます


これは…古い県道の杭じゃな?
それがあるのは良いとして、つまりこのどう見ても野道な登りは県道ってことでいいんだな??
まあいよいよ転びそうなくらいに足元が危なくなってきたので、サッサと現道に戻ることにします。


14:57、雁峰林道からちょうど1km歩いて現道に到着しました。標高は538mで+222m
下の分岐からは+2kmで+370m、そこそこな歩きで済んだのですが暑さがやっぱりキツいね。


さて先程見ていた大崩れ、実際に見てストリートビューと比較してみます。
やっぱり直ってる!いやここ分断区間なんだが!?
データと現実が完全に乖離している。
いやGooglemapが追いついていないだけなんだけどね…



それはそれとして、地理院地図にはここから更に上に登る登山道があり、
そこを経由すると新城スカイパークに行ける感じに描かれていました。
それがこの図なんですがただの崖だろ。
というわけでさっくりやめて降りることにしました。秋口とかで水分に余裕あればいけるかもねー
今回は既に1リットル近く水を摂ってしまっているので余裕ないです。


直った擁壁をまじまじと眺めてみました。
うん、きれいに崩れた部分が整備されている
さすがに1年半以上放置すると変わっているかぁ、でもなんでこんな所直したんだろう。
眼下は当時のままな崩れ方をしています。
そして派手に崩れたおかげでちょうど新城市街の辺りが景色少し開けました


この後のカーブでGooglemap通りのブルーシートがありました
あっそこはそのまんまなんだね。


その後は以前走った当時のまんま。
舗装は新しめなのに全く走った後がなく放置されてもうこれ40年位になってるんじゃないかな…


がけ崩れ補修跡から4曲り目くらい。
変な残置物はともかく、その脇から降りられそうな筋がありました。
沿った所で特に何もなく、意味はなさそうでしたが念のため。


端点までの最後のカーブ。
ここは多分土砂の流出か、土嚢が積まれていました
ここまで手をかけてくれるなら道の方を延ばしてくれませんかねえ。


県道437号北側の距離標は12.6kmが最後で確定です。
脇にはちょいちょい古い県道の杭が刺されています、開削の時に刺しまくったのかね


曲がり切った先には通行止めのバリケード。
昔と配置が違うけど些細なお話かな


15:15、現道を600mちょい歩いて標高483mまで降りて通行止めに到着しました。右は2019/5月当時のもの
壊れたバリケードが避けられたのと下草が枯れたくらいで特に変わっていないね。



細かく見るとこっちの新しい標識周りは草が増えていて近寄らないと見れなかった。
逆に草に囲まれたから汚れにくくなっている感じもあるけど
そして解像度が上がったのでこの標識は平成10年(1998年)に立てられたという、
とても細かくて伝わりにくい情報が得られました。
なんかこう、ずっと予算が付いていて定期的に消化しているんだね…


このあたりで一旦区切り。
次回はこの端点の先を見て道を決めるところからです

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