2023年5月7日日曜日

大滝渓谷(旧大滝キャンプ場)② 乙川南北旧道探し

岡崎の大滝キャンプ場にやって来ています。
毎度情報を確認しますが自分が来た履歴以上の情報が見つかりません
そもそもマイナーなのは仕方ないとして、これだけ建物跡があるのに話題にならないもんですね。
まあ変に有名になられてもアレなんで、うちもこうしてひっそり訪問しては更新に止めます
自分は明らかに知識不足なので、誰かに開拓してもらえれば手っ取り早くて有難いのですが。

さて、ここはキャンプ場の西端行き止まりなんですが、今回はこの更に西の話です

今回歩くのはこの茶色の部分です
今は南のキャンプ場にいますので里道へ、その後北の県道35号沿いの道を歩いていきます


キャンプ場西端、0.5倍で改めて引きで見てみます。
細い道筋はありますがどうせ堰で途切れているのでここから下りるのは無理そう。



山側を見てみます。
道筋はないですが、上にワンチャン歩き跡があるかも。
前からこの南側に関しては気になっていたので、今回は登ってみることにします


登ってみました。
かすかですが踏み跡があり、道ではないものの何らかの通り道ではある模様
乙川が一気に下に見えて面白い。が、高低差がかなり大きく歩ける道筋はかなり限られます


一気に下ります。薄―く踏み跡が続いていますがちょくちょく途切れがち
結局堰と同じくらいの高さに落ち着きました。
これ普通に横を通ったほうが良かったかもね


足跡が消えていたのですが一応登ってみます。
大岩は特に手が入った感じはなく街道ではないと思うんですが、
唯一通れるのは恐らくこの筋だけです。
3枚目は普通に歩ける空間に見えますが、この右下が大きく削り取られていてルートがない


そして大して進まないうちに道筋が消えてしまい進めなくなったというか進みたくない。
ただでさえ筋薄くて高巻きしてきたんやぞ...
奥はなんか一応筋があるような、ないような。
そもそもここまで街道感は一切なかったため、引き返すことにしました。


戻ってきました。いやあ歩けるだけの筋だったが、実は川沿いが正解だったのかな?
1枚目は最後の下り、滑落したくなかったのでうねうね下りました
BB弾が落ちてたけど誰だこんなところでかつてサバゲーしてたやつ。


対岸には野生の藤が咲いていました。かつて竹林のあった地域、跡形もなし。
あとは廃墟群まで戻ってから乙川の北側、古道をひたすら西に歩くことにします


廃屋群の宴会棟まで戻ってきました。
今度はこの先を真っすぐ歩いて県道35号まで合流しに行きます


道と言いましたが普通にダートです
石が落ちているのは前々から一緒で、
むしろあまり変化がないので誰かが手入れしているのでは?とも思います


ただし1箇所やや面倒な崩れ方をしていました。
木の橋は残っているのが救いなんですが、奥に倒木があって越えづらい
最後にはまたげるんですが難易度が上がっていた区間でした


その後もこんなに倒木多かったっけ。
でかいやつでも山側に避ければ良い話ですが、歩きづらいのは確か


そして県道の下の道特有、上から捨てられたゴミたち。
色あせが凄いので原則古いものばかりが捨てられているかと思っていましたが、
どうもそうでもないようで。


数多くあるのでキリありませんが気になったのは瓶コーラとか年代の分かるかっぱえびせん。
さて製造日を見てみると20.から始まっていて3年前かよ!割と最近。
おう確かに最新版のかっぱパパとえびママ思いっきり映っとるのう
今どきでもポイ捨てするの、いるんだ。
家電も結構見かけたのでドライブ中とは限らないけど...


さておき、このあたりでようやく最初の堰を通り過ぎました。
この奥でしっかり切り通された道を通り過ぎます。こっちは昔の街道かと思われますね


反対側はこの時点でもう道はほぼない…はずなんだけど、
なんか見てみると色々落ちているの is Why.
上の道から落としたという線は最低でも70mは上なので考えづらいというかそもそも結んであるわ
なんだろあれ、本当に。堰はあるんだしかつての作業道の線がなくはないのか?


その後も木々や倒木が増えたかな?って思えるような道を歩いていきます。


そして対岸に見えたのは発泡スチロールかポリタンクか。
あの川沿いの空間近く、歩けるのかな?


街道のために切り開かれた感じのカーブを曲っていきますと。


・堰?跡

まず目に入るのは謎の石積みの跡。
橋台なのかなあ、それよりはケーブル張って渡し橋にしていたのかなあ


しっかりと石が組まれていますが、下りて見てみると幅が異なります(2列:3列)
いよいよわからなくなってくる。


周りも当然ながら整えるためかしっかり組まれています。2枚めは3列側
うーん、謎だ。


下にもあるので下りてみます
こっちはこっちで水門みたくなっている。
砂が堆積したから流れていないだけで、昔の水路なのだろうか


実際にそれっぽい石組みがあります。
古道の線もなくはないけど古くからの街道の筋が上にあるし、水路な気がします


そんなわけで下りた図。水門は左の下の画面外にある
2段めもありました。2段め左は崩れちゃっている感じかな
でも同じような構造で大きく作られています。橋とかではなく水利の絡みなのかね


そしてその先の乙川にあるもの。
地図にない、なんというか...堰?水門?の跡
上の構造物の溝からこの写真の左側で線が繋がっている感じはありました


近づいて見てみると、明らか人工的な溝つき加工。
水をせき止めてプールにしたら面白そうとか思いついてしまいます
そう考えると、先程の構造物が降り口の階段という可能性がワンチャン出てくるが狭いか。


ともかくあの丸い石積み、古さで雰囲気あるわあ。

あまりに気になったので構造物は角度を変えて撮り直しています。
なんの跡なんだろうなあこれ


これは下流側の撮り直し
下流はこの一角だけがしっかり石積みされています。


水門らしきものも正面から撮影。
黒い空間は頑張るも確認できず


さて面白いものが見られました。
そしてあまりに気になったのでこの水路だか旧道だかわからない道筋を追っかけてみることにします


ああ、いきなり導水線を確認しました。
ここはやはり水路かもしれません
それでも歩けてはしまうので先に進んでみます


1箇所崩壊していました。色んなものが出っ張っていて非常に歩きにくい
越えること自体はできました


このあたりで対岸を見ると...今度は買い物かごが。
いや何を捨てとるんじゃいってものが結構ありますね


こっちもこっちでボウリングのピンや恐らくテレビの外側かな?
こんなところにもゴミって落ちるんですね。


さて崩壊を越えたての所。
上の道はずっと石積みで整えられているのがわかります


こっちは本格的に水路じみてきました。
序盤は道かも?と思っていましたが、さすがに狭いですね


しかし水路と思っていた道筋は、なんと下っていくと道と合流しました。
いや水通していたら道がビチョビチョになるやんけ。やっぱり道だったのかな?
なんにせよ、これはまた古そうなルートを通ることが出来ました。
ちなみに2枚めの左に降りそうな均されたルートですが、これは畑行きの歩道になります


こちらも歩くとすぐ見えてきます、左下に畑とビニールハウスがあります
ここはずっと様子変わっていないですね。
ビニールに破れも見えないし、使っているのでは?と思っています


木で見えづらいとは思っていたので、一端西に出てから反対側を向いて降り口を撮影。
ちゃんとしてる感じありますよね


あとはゴリゴリのんびり降りていきます。古道特有の緩やか斜面
加工してないとは思うんですが、平べったい大岩がきれいです


県道35号まであと200mありませんが、上に石積みがありました。
空間は広くないので、小屋か何かがあったかもね


そのすぐ先に2つ目の堰がありました。これは地図にちゃんと書いてある方
ここまでくるとあと一息って感じがします。


実際、県道35号はすぐ上に。
ずっと下りでしたが最後はちょっとだけ登って、舗装も一瞬復活して...合流!


ただいま文明。県道35号に出てきました
ここは起点から丁度20.0kmのポストがすぐ下にあり、先に広い退避スペースもあります
こちらから歩くのもありっちゃありだと思います。


さて本日は持ち時間がないためあとは車に戻ります。先程話した退避スペースがこちら
県道35号のこの一帯はガッツリ改良されていて、このような昔のカーブ跡がちょくちょくあります
2枚めのカーブもアウト側がガッツリ余っていたので、そこは見に行きました


県道35号から大滝渓谷への分岐。
大滝の文字はなく、むしろくらがり渓谷への案内がある
ここを右折して降りていきます


すぐそばに古い家がありますが、ライトがちゃんとついているので廃屋ではないと思われます
別荘かな?玄関が結構荒れているけれど...


別れた後の道は名目上は2車線ですが、小型車でもはみ出しそうなくらいには道幅の狭い2車線です
軽自動車用かな?
この橋から見る川もきれいで、この奥のスペースはよくBBQが行われているところです。


そうして駐車場へ帰宅。いいハイキングでした
主に堰だか水門だかの跡と、古い道か水路かの跡を歩けたのが大きな収穫でした
稼働当初を知っていて何度も来ていた自分は当時を思い返すだけでも楽しいので、いつかまた来ます


さて帰る...のですが、行きかけに鯉のぼりがたくさん見えていたのでつい立ち寄り。
R473との交差点まで降りてきた所にある広祥院と日近城跡です


鯉のぼりは日近城の方にあるようです。むしろ広祥院はお休みだった
城跡らしいかつての生活空間の跡が広々とあります


いやあ、鯉のぼり多いねえ!!
風の弱い日のため泳いではいませんでしたが、この数は圧巻です。


いろいろ撮ってみたくなっている図。
よくこれだけ沢山架けたものです、お疲れ様すぎる


南西の広祥院とR473方面。普通に景色が通って良きです


上に登りながら鯉のぼりを撮影し続けます。いやー楽しかった!
楽しみすぎたので病院がギリギリの時間になってしまいました。
それでも良い景色で〆られて、GWではないけどいい感じにこの時期を楽しめたと思います
山と田舎は観光する分にはやっぱり面白いなあと思いながらおしまい

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