2022年11月16日水曜日

おうちでDDR・改 L-TEKのお手軽改良

前回、自宅倉庫でStepmaniaが出来るように整えました。
あれからA20+modも導入しておうちで本家気分で遊んでいましたが、
真夏はさすがに冷房なしの倉庫は無理だったのでしばし放っておいていました
そうしたら何故か4パネル全ての内側が反応しなくなっていました。
素材はステンレスだとは思いますが、金属はいずれも腐る(酸化など)ので何かなっているんだろうなと
それでタイミングを見てメンテしようとは思いながら今に至ります


といっても今日は本当は新城辺りへ行こうかと思っていたのですが、
車で行こうか自転車で行こうかと迷っていたら時間が潰れて中途半端な時間が空きました。
そこでふとL-TEKの現状の改良がベストではないのではと思って再考を始めた次第です

現状はパネル内側に接触部分を追加して反応しやすくしています
ただし、パネル内側は最もゴミが入りやすく過反応や無反応が非常に起きやすい
それで悩み始めた所に中心のパネルが接触不良を起こしているのが現状です。

それで調べてみたら、現状のメジャー対策としては中心パネルそのものに対策を施すそうで。
特に公式がPenny Modの拡大版を売り出していたのは驚きでした。
(元は外国の誰かが中心パネルに銅貨を挟み込んだことから。
パネルの仕組みは上下の金属板がたわんで接触する仕組みなので、純粋に接触が浅くなる改良)
ただしPennyModの欠点として接触のベストポイントを探すのが難しいらしく、
原因としてコイン程度では接触面積が足りず、多数の角度からの踏み込みに対応できないからだと思われます
上の公式modも実は第2版で、初期よりかなり拡大している。やはり接触の改良を図ったのだと思うし。
で、出来るならこの改良公式modを買うのが一番ですが銅板で95ドルは高くねえか?(送料別)
というわけで、もう少しコストパフォーマンス良くこの方向を目指すことにしたのでした。

そんな感じで試行錯誤しましたが、うまく行った結論から先にお話します。
用意するのは以下です
・滑り止めゴム(1mm厚×50mm幅×1m長)※15mm幅×100mm長程度にカットする
・導電性アルミ箔テープ(0.1mm厚×50mm幅×30m長 安いアルミテープは導電性がないので注意!)
あとは腐った内側パネルの清掃用にサビ取りと中性洗剤。
導電テープが\1750しますがほとんど使いませんし、総額\3000位で揃います


パネルを開けます。
四隅はマジックテープで留めてあるが1点が端にアルミ板で導線があるのでゆっくり開けます
ああ、やっぱり汚れているなあ。
カビやサビではなく、汚れが固まって付着している感じが一番近いです
結構積極的に洗っていたのですが、それが逆に入り込んで汚れとくっついたのかも


サビ取りでいい感じに接点は復活しました。もちろん後で中性洗剤で拭く
多少凸凹が残りますが、mod部分をクッションにしてあるので接点側の段差は問題になりにくい



あとはでかでかと15mm幅にカットした滑り止めを内側の端に置き、
50mm幅の導電テープで上からベタン!
念のため中央付近に導線代わりにアルミテープを伸ばしてあるが不要だと思う。
これなら安定して簡単に接触が改良できます。2枚抜きもしっかり対応
15曲くらい踊った後に見直しましたが、アルミ箔部分が上パネルの汚れの出っ張りに沿って凹んでいました
改良側にダメージを負担させ、パネル寿命に影響しにくい仕組みになって何より。
この方法なら滑り止めがヘタっても交換は簡単だし、しばらくこれでやっていくつもりです
ちなみに1mm厚でも相性次第で過反応になるため、厚さは0.5mmでいいかも。


2022/11/21追記:
そんなわけで後日やりました最終版。0.5mm+接触強化版です
使用したのはamazonで調達した0.5mm厚の布テープ。
踏み心地が大分柔らかかったので、好みに応じて素材を変えれば良いと思います
 

 
今回は4面に貼ります。その後に25mm幅に調整したアルミテープをペタリ
これだと底面との接触面積が明らかに少ない→接触不良が起こる+厚さも少し薄いので、
追加テープ部内側⇔外側に50mm幅のテープを横断させました。
横断させた効果は抜群で反応は安定しました。今のところこれが最終形です



ちなみになんで底面との接触面積が反応に大きく影響するのかというと、
金属同士の接触面が少ないと、ノイズが乗りやすくなり導電が安定せず信号が不安定になるからです。
これはGND対策が不十分でアースの面積が少ない電子基板で同様の現象が起きます。
ノイズを逃がせないと予期せぬ動きをするのです。
そこで同じく電子基板で一般的に行われる対策として、
GND同士を追加配線で接続してノイズを減らし、信号を安定させるという工夫があります
これをGND強化と言います。
テープを横断させたのはまさにこのGND強化の効果を狙った対策というわけですね。
DDRパネルを改造されている方で接触不良が出た際は思い出すと良いかもしれません
過反応は接点の距離だけで起きるのではなく、無反応も劣化だけで起きるわけではないのでした。


以下、試行錯誤の図です。
まず買ったのは「パネル間そんな浅くないやろ」って思って買ってきた2.5mm厚のゴムテープ。
上で1mmか0.5mmかと言っているのにこれである。



テープ一点どめで試しますが高さはマジでギリのギリ、ただし一点だけなら接触は問題になりませんでした
が、これではpenny modと同じなので四隅からの入力は反応しない。
というわけで3点に貼ったらまあ当然過反応すること
せっかく16箇所止めるつもりでカットしていましたが再考です。



そこでポッと出てきたアイディアが前回使った滑り止めの残りでした。
3点で試しましたがいい感じ、というわけで全面に貼って上の最終版に至ったのでした


最近は三河のゲーセン音ゲー事情がまた厳しくなってきていまして、
安城コロナがDDR/ダンスラ両方とも故障中になるという事態に。
故障中はたまになるかもですが安城は元からメンテが悪く(特に弐寺)、
この故障ぶりはいよいよ店にとって音ゲーのメンテが手に余っているという現状が露呈した形。
となると近くでDDRができそうなのは北岡崎のファンタジアン位なのでいよいよ厳しいというわけで、
家での4パネル環境の復活に本腰を入れたのもあります。
WuvUやVOLAQUASなどの解禁条件がコンマイ製クソゲー我慢大会な曲を労せず遊べるし
そんなわけで自転車で走っていない時は家で踊って遊んでいるかもしれません
というわけでおしまい

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