2022年12月31日土曜日

ホイールのレビュー Prime Baroudeur 定価3万枠のヒルクラホイール

つぶやき君用にホイールを買ったのでここに残しておきます。
12月の数少ない自転車要素…

という訳でこちらを御覧いただきたい。
予算6万縛りのつぶやき君のホイールは計算上13700円までしか出せないのですが、
なんとセール情報を探していたら定価29000円のPrime Baroudeurが54%OFFで買えたではありませんか!


 
この価格帯のホイールをを中華で買おうとすると内幅14mmとかの所謂ロープロファイルモデルが基本で、
そこそこ軽いものの23cタイヤしか選択肢がなくチューブレス未対応が普通の世界です
(まあ元々23c派なのでそこまで不満はないんだけども)

それがこのホイールは内幅19mm、リム高は26mmですがチューブレスレディで前後1516g。
元値が3万弱なだけあって完全に一段上のスペックになっています

ちなみに、Prime Baroudeur V2が既に販売開始されているので旧作の放出と思われます。
V2での変化ですが、一見同じように見えますがハブが仕様変更していました
(フロント689→6900で大型化、リアは15267→17287だがほぼ変わらず、
フリーハブが6902→6802で小型化。同等品での改良と思われる)

そして無印Prime BaroudeurはCRCで購入して8日後に着弾。
当然消費税なしです(16666円以下)


中は大手通販サイトだけあって最低限保護はきっちりしてくれています
中華ホイールよりはマシだなって感じですが全然OK


付属品はQRと予備スポーク、あとチューブレスバルブが入っていました
地味に買うのが面倒なのでバルブはありがたい
そしてQRですが、80gを切っている軽量モデルでした。
普通は100g弱なのでこれは非常に実用的で良きです

そしてホイール本体。
予算内いっぱいで軽そうに仕上げた感がありますねえ!


そしてチューブレスリムテープを予め貼ってくれているのは助かるぅ!
チューブレスホイール3本目なのにチューブレスリムテープを貼ったことがない、ころふるのてです
しかしおそらく長期在庫品の引き出しなのだろう、リムが随分汚れているなあ。
まあ半額以下なのだしこれくらいは想定内というわけで…


気にせず体重測定に入ります。噂ではチューブレステープ込で前後1570gだとか
本品は…前680.5g+後884.1gで1564.6g!ちょっと軽いな
ハブに巻いてる発泡スチロール外せば更にほんの少し減るので、いい感じです!
あとダブルバテッドスポークなんですが、単に真ん中を細くしているだけに見えるので丸とします
地味にハブがABG(ハブ噛み耐性向上品)でした

そして根性入れてさっくりタイヤまで装着完了。ビードも一発で上がったので一安心
いやあ事情によりIRCのチューブレス(X-ガード)が倉庫で余っていて使い道に困っていたんだよねえ。
以前試したんだけど相性が悪いのかどうしても空気が抜けちゃってさあ…



こっちでも空気抜けが再発しているじゃん!相性じゃなくてこのタイヤそのものが悪いんだね!

さてどうしたものか。1時間で2気圧抜ける
シーラント入れてぐるぐるしまくっても治らないぞ。


というわけで苦肉の策、外からシーラントを入れてみました。これで固まっています
常温では空気漏れで泡立ちが激しかったため、エアブローで速攻固めたら上手く塞がりました。
一応気圧の減少は収まった感じなので走ってきます

ギアは別に買っていたのを換装して…あれ、いつも16Tなのに18Tじゃないか
後で換えましょう。

装着して走ってきました。
これは完全にヒルクラ用のホイールですね!
リムがとにかく軽くて加速や転回がサクサクなのですが、明らかに剛性感がない
そしてスピード維持も難しいのでスポークテンション上げたくなるぜえって感じでした
それでも軽さは本物なので、予算3万でヒルクラ特化に仕上げたホイールだとすれば納得。
ちなみにラチェット音はかなり静かです。一般のママチャリと比較して少し違うかな?レベル

ただし現状はチューブレスタイヤがペアで1万以上確定でかかるので、
もっと安いのが出回るようになるとこのコストのホイールが皆の選択肢に上がってくるかな。
普段用には向かないので、山行きの時に使いますか!

ちなみに全備重量ですが大分軽くなっていました。
誤差が大分ありそうなので今度正式にペダルまで抜いて測ってみたい所です


ちなみにPrime Baroudeurの各部品についてですが、
スポークは普通の丸のJベンドPillar PDB 1415で5.4g/本でそこそこ軽いようです
ニップルは予備4個で5.2gでした。
ハブは公式に記載があってフロント60g/リア230gとのことです
…さて、ここまで数字が出たらリム重量を逆算してみましょうか!

スポークがF20本/R24本なので5.4×(20+24)=237.6g
ニップルは1個平均1.3gなので1.3×(20+24)=57.2g
ハブはそのまま60+230=290gで
小計が237.6+57.2+290=584.8g
スペックの1516g-584.8=前後リムは931.2gとなります。

つまりリム一本当たりの重量は465.6gとなりまして、TLRリムとしては普通かな?
これはローハイトのコスパ王Kinlin XR200が380g、は畑違いとして…
27mm高のXR270が465g、TL対応のXR26Tが455g/475g
メジャーどころは似た物だとEASTONのR90SL(TL-Ready)がリム内幅19.5mm/リム高27mmで455g
と大体455~475gで作成しているようなので、この値段なら良い方だという感じです
22mm級でも445g、30mm級になると490g辺りが標準になるし。

とするとインプレで感じたリムの軽量感は恐らく元の中華ホイールのリムが結構重かったな?
という辺りに行き着きます。
ハブがa271/f372(384g)?にしては音がデカすぎるので軽いだろうし、多分30mm高で520g位あるんじゃないかと踏んでいます

…というか仕上がり方といい、スペックが酷似している点といい(内幅19mm26mm高)、
実はXR26Tのバサルト仕様だったりしない?と一瞬思いましたが、
よくよく考えるとブレーキ面の加工が異なるし、
ディスク版はXR26TもちゃんとあるのにPrimeが30mmリムを採用した理由も判らないしで
多分違うんだろうなと思っておくことにしたのでした。
でもハブ次第で似た物できそうだなコレ。とはいえ13,400円では作れないだろうから…これでいいな!
なんて事を考えながらおしまい

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